rules ファイルとプロファイルは、check スクリプトを実行して、これらのファイルが正しく設定されていることを確認してからでないと使用できません。すべてのルールとプロファイルが有効な場合は、rules.ok ファイルが作成されます。このファイルは、カスタム JumpStart インストールソフトウェアがシステムをプロファイルと照合するために必要です。
表 23–3 に check スクリプトの動作を示します。
表 23–3 check スクリプトを使用した場合の動作
check スクリプトが JumpStart ディレクトリにあることを確認します。
check スクリプトは、Solaris DVD または Solaris SOFTWARE 1 of 2 CD の Solaris_9/Misc/jumpstart_sample ディレクトリにあります。
check スクリプトを実行して rules ファイルの妥当性を検査します。
$ ./check [[-p path -r file_name]] |
使用しているシステムの check スクリプトではなく Solaris 9 ソフトウェアイメージの check スクリプトを使用して rules を検証します。path は、ローカルディスク、マウントされた Solaris DVD、または Solaris SOFTWARE 1 of 2 CD 上のイメージです。
システムが以前のバージョンの Solaris を実行している場合、このオプションを使用して、最新バージョンの check スクリプトを実行します。
名前が rules 以外の rules ファイル名を指定します。このオプションを使用すると、rules ファイルに組み込む前にルールの妥当性を検査できます。
check スクリプトを実行すると、rules ファイルの有効性と各プロファイルの有効性の検査結果が表示されます。エラーが検出されないと、The custom JumpStart configuration is ok と表示されます。
root が rules.ok ファイルを所有していて、そのアクセス権が 644 に設定されていることを確認します。
rules ファイルの検証が完了したら、第 24 章「カスタム JumpStart オプション機能の使用」でオプションのカスタム JumpStart 機能について参照してください。カスタム JumpStart インストールの実行については、第 26 章「カスタム JumpStart インストールの実行」を参照してください。