カスタム JumpStart を使用して、初期インストール用の完全アーカイブまたはアップグレード用の差分アーカイブをインストールできます。カスタム JumpStart インストールまたは Solaris Live Upgrade を使用して、非アクティブブート環境にアーカイブをインストールできます。
完全アーカイブまたは差分アーカイブについては、第 17 章「フラッシュの概要と計画」を参照してください。
Solaris Live Upgrade を使用して非アクティブブート環境にアーカイブをインストールする手順については、 プロファイルを使用したフラッシュアーカイブのインストール (コマンド行インタフェース)を参照してください。
インストールサーバーで、カスタム JumpStart の rules ファイルを作成します。
カスタム JumpStart ファイルの作成手順の詳細は、第 23 章「カスタム JumpStart インストールの準備」を参照してください。
インストールサーバーで、カスタム JumpStart のプロファイルを作成します。
フラッシュアーカイブのサンプルプロファイルについては、プロファイルの例を参照してください。
表 28–2に記載されているカスタム JumpStart のプロファイルキーワードのリストの中で、フラッシュアーカイブをインストールする時に有効なキーワードは、以下の X 印の付いたものだけです。
表 26–2 フラッシュアーカイブのキーワード
キーワード |
初期インストール |
差分アーカイブ |
---|---|---|
(必須)archive_location |
X |
X |
fdisk (x86 のみ) |
X |
X |
filesys 注 – filesys キーワードに値 auto は設定できません。 |
X |
|
forced_deployment |
|
X |
(必須)install_type |
X |
X |
local_customization |
X |
X |
no_content_check |
|
X |
no_master_check |
|
X |
root_device |
X |
X |
キーワード install_type の値を次のいずれかに設定します。
完全アーカイブインストールの場合、値を flash_install に設定します。
差分アーカイブインストールの場合、値を flash_update に設定します。
archive_location プロファイルキーワードを使用して、フラッシュアーカイブへのパスを追加します。
archive_location プロファイルキーワードの詳細は、archive_location プロファイルキーワードを参照してください。
ファイルシステム構成を指定します。
フラッシュアーカイブの抽出プロセスでは、パーティションの自動配置はサポートされません。
(省略可能) クローンシステムにフラッシュアーカイブを追加インストールしたい場合は、インストールしたいアーカイブごとに archive_location 行を指定してください。
インストールサーバーで、フラッシュアーカイブを使ってインストールするクライアントを追加します。
手順の詳細は、DVD イメージを使用してネットワークからインストールするシステムを追加するまたは CD イメージを使用してネットワークからインストールするシステムを追加するを参照してください。
クローンシステムへのカスタム JumpStart インストールを実行します。
詳細は、SPARC: カスタム JumpStart プログラムを使用してインストールまたはアップグレードする方法を参照してください。