Solaris 9 12/03 インストールガイド

カスタム JumpStart インストールを使用して フラッシュアーカイブをインストールする方法

カスタム JumpStart を使用して、初期インストール用の完全アーカイブまたはアップグレード用の差分アーカイブをインストールできます。カスタム JumpStart インストールまたは Solaris Live Upgrade を使用して、非アクティブブート環境にアーカイブをインストールできます。

  1. インストールサーバーで、カスタム JumpStart の rules ファイルを作成します。

    カスタム JumpStart ファイルの作成手順の詳細は、第 23 章「カスタム JumpStart インストールの準備」を参照してください。

  2. インストールサーバーで、カスタム JumpStart のプロファイルを作成します。

    フラッシュアーカイブのサンプルプロファイルについては、プロファイルの例を参照してください。

    表 28–2に記載されているカスタム JumpStart のプロファイルキーワードのリストの中で、フラッシュアーカイブをインストールする時に有効なキーワードは、以下の X 印の付いたものだけです。

    表 26–2 フラッシュアーカイブのキーワード

    キーワード 

    初期インストール 

    差分アーカイブ 

    (必須)archive_location

    fdisk (x86 のみ)

    filesys


    注 –

    filesys キーワードに値 auto は設定できません。


     

    forced_deployment

     

    (必須)install_type

    local_customization

    no_content_check

     

    no_master_check

     

    root_device

    1. キーワード install_type の値を次のいずれかに設定します。

      • 完全アーカイブインストールの場合、値を flash_install に設定します。

      • 差分アーカイブインストールの場合、値を flash_update に設定します。

    2. archive_location プロファイルキーワードを使用して、フラッシュアーカイブへのパスを追加します。

      archive_location プロファイルキーワードの詳細は、archive_location プロファイルキーワードを参照してください。

    3. ファイルシステム構成を指定します。

      フラッシュアーカイブの抽出プロセスでは、パーティションの自動配置はサポートされません。

    4. (省略可能) クローンシステムにフラッシュアーカイブを追加インストールしたい場合は、インストールしたいアーカイブごとに archive_location 行を指定してください。

  3. インストールサーバーで、フラッシュアーカイブを使ってインストールするクライアントを追加します。

    手順の詳細は、DVD イメージを使用してネットワークからインストールするシステムを追加するまたは CD イメージを使用してネットワークからインストールするシステムを追加するを参照してください。

  4. クローンシステムへのカスタム JumpStart インストールを実行します。

    詳細は、SPARC: カスタム JumpStart プログラムを使用してインストールまたはアップグレードする方法を参照してください。