この節には、UUCP に関連したエラーメッセージを示します。
表 36–11 に ASSERT エラーメッセージを示します。
表 36–11 ASSERT エラーメッセージ
表 36–12 に一般的な STATUS エラーメッセージを示します。
表 36–12 UUCP の STATUS エラーメッセージ
エラーメッセージ |
説明または処置 |
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状態は良好 |
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現在、この呼び出し用に使用可能なデバイスがない。該当のシステムについて Devices ファイル内に有効なデバイスがあるかどうかを確認してください。そのシステムの呼び出しに使用するデバイスが Systems ファイル内にあるかどうかを検査してください |
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Systems ファイルに指定されている日時以外の時点で、システムに対する呼び出しが行われた |
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会話中 |
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特定のマシンのログインが失敗した。ログインまたはパスワードが正しくないか、番号が正しくないか、低速のマシンであるか、Dialer-Token-Pairs スクリプトによる処理が失敗した |
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起動に成功した後で対話が失敗した。一方の側がダウンしたか、プログラムが異常終了したか、回線 (リンク) が切断されたことが考えられる |
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リモートマシンがまったく応答しない。ダイヤラが不良であるか、電話番号が正しくない可能性がある |
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あるマシンが、Permissions ファイルの条件を満たしていないログインとマシン名を使用して、ローカルマシンを呼び出そうとした。偽装の疑いがある |
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使用しようとしている呼び出しデバイスは、現在ロックされ、他のプロセスに使用されている |
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ASSERT エラーが発生した。/var/uucp/.Admin/errors ファイルにエラーメッセージが入っているかどうかを検査し、UUCP の ASSERT エラーメッセージを参照 |
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システムが Systems ファイルの中に記述されていない |
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アクセスしようとしたデバイスが存在しないか、またはモードが正しくない。Systems ファイルと Devices ファイルの中の該当のエントリを検査する |
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デバイスがオープンできない |
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呼び出されたマシンは、予期したのとは異なる名前である |
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呼び出されたマシンは、そのマシンがローカルマシンをコールバックする必要があることを示している |
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リモートマシンは、ローカルマシンに関連する LCK ファイルを持っている。そのリモートマシンがローカルマシンを呼び出そうとしている可能性がある。そのマシンの UUCP のバージョンが古い場合は、プロセスがローカルマシンに接続しようとして失敗し、LCK ファイルがそのまま残されたことが考えられる。リモートマシンの UUCP のバージョンが新しく、ローカルマシンと通信していない場合は、LCK を持っているプロセスはハングする |
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リモートマシンの Systems ファイルの中に、ローカルマシンのノード名がない |
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ローカルマシンがログインのために使用したログインが、リモートマシンが予期している内容に一致していない |
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理由は不明だが、リモートマシンがローカルマシンとの通信を拒否した。リモートマシンが標準バージョンの UUCP を使用していない可能性がある |
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ログインは成功したが、初期ハンドシェークに失敗した |
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通常、これは DIAL FAILED と同じ。しかしこのエラーが頻発する場合は、Dialers ファイル内の呼び出し側スクリプトに原因があることが考えられる。Uutry を使用して検査する |
表 36–13 に、/usr/include/sysexits.h ファイルにより生成されるエラー状態メッセージの終了コード番号を示します。これらのすべてが現在 uucp で使用されているわけではありません。
表 36–13 番号による UUCP のエラーメッセージ
メッセージ番号 |
説明 |
意味 |
---|---|---|
64 |
Base Value for Error Messages |
エラーメッセージはこの番号から始まる |
64 |
Command–Line Usage Error |
コマンドの使い方に誤りがある。たとえば、引数の数が正しくない、誤ったフラグ、誤った構文など |
65 |
Data Format Error |
入力データになんらかの誤りがある。このデータ形式はユーザーデータだけに使用されるもので、システムファイルには使用されない |
66 |
Cannot Open Input |
入力ファイル (システムファイルでない) が存在しないか、または読み取れない。これには、メールプログラムに対する「No message」のようなエラーも含まれる |
67 |
Address Unknown |
指定されたユーザーが存在しない。このエラーは、メールアドレスやリモートログインに使用される |
68 |
Host Name Unknown |
ホストが存在しない。このエラーは、メールアドレスやネットワーク要求に使用される |
69 |
Service Unavailable |
サービスが使用不可。このエラーは、サポートプログラムまたはファイルが存在しない場合に起こることがある。このメッセージは、何かが正常に働かずその理由が分からない場合の包括的なメッセージでもある |
70 |
Internal Software Error |
内部ソフトウェアエラーが検出された。このエラーは、できるだけオペレーティングシステム関係以外のエラーに限定されるべきである |
71 |
System Error |
オペレーティングシステムエラーが検出された。このエラーは、「フォーク不可」や「パイプ作成不可」などの状態を示す。たとえば、getuid が passwd ファイル内に存在しないユーザーを戻した場合などが含まれる |
72 |
Critical OS File Missing |
/etc/passwd や /var/admin/utmpx などのシステムファイルのどれかが存在しないか、開くことができない。あるいは、構文エラーなどがある |
73 |
Can't Create Output File |
ユーザーが指定した出力ファイルが作成できない |
74 |
Input/Output Error |
あるファイルについて入出力を行なっているときにエラーが起こった |
75 |
Temporary Failure. User is invited to retry |
一時的な障害。実際のエラーではない何かを示す。たとえば sendmail では、これは、メールプログラムが接続を確立できなかったため、後で要求を再試行する必要があることなどを意味する |
76 |
Remote Error in Protocol |
プロトコルの交換中に、リモートシステムが「使用不可」を示す何かを戻した |
77 |
Permission Denied |
この操作を行うための適正なアクセス権がユーザーにない。これはファイルシステムの問題を示すものではなく (その場合は NOINPUT や CANTCREAT などが使用される)、より高いレベルのアクセス権が必要であることを意味する。たとえば、kre は、メールを送ることのできる学生を制限するためにこのメッセージを使用する |
78 |
Configuration Error |
システムの構成にエラーがある |
79 |
Entry Not Found |
エントリが見つからない |
79 |
Maximum Listed Value |
エラーメッセージの最大番号 |