rlogin コマンドにより、リモートシステムに直接的または間接的にログインできます。
直接リモートログインは、デフォルトユーザー名、すなわち現在ローカルシステムにログインしている個人のユーザー名を使用します。これは、最も一般的なリモートログイン形式です。
間接リモートログインは、リモートログイン処理中に別のユーザー名を入力することによって行います。これは、一時的に借りているワークステーションから行うタイプのリモートログインです。たとえば、ユーザーが同僚のオフィスにいるときに自分のホームディレクトリに置かれているファイルを確認する必要がある場合、同僚のシステムからリモートで自分のシステムにログインすることができます。この場合、自分のユーザー名を入力して間接リモートログインを実行することになります。
表 39–2 は、直接ログインや間接ログインと認証方式の依存関係を示しています。
表 39–2 ログイン方式と認証方式 (rlogin) の依存関係
ログイン方式 |
ユーザー名の提供 |
認証 |
パスワード |
---|---|---|---|
直接 |
システム |
ネットワーク |
なし |
|
|
システム |
必要 |
間接 |
ユーザー |
ネットワーク |
なし |
|
|
システム |
必要 |