カスタム JumpStart インストールと Solaris Live Upgrade は、Solaris ボリュームマネージャで使用可能な機能の一部をサポートします。これらのインストールプログラムでミラー化されたファイルシステムを作成するときは、次のガイドラインに従ってください。
RAID-0 ボリュームという用語は、ディスクストライプまたはディスク連結を表します。カスタム JumpStart と Solaris Live Upgrade インストールでは、単一スライスの連結のみ作成できます。インストール時またはアップグレード時に RAID-0 ストライプボリュームを作成することはできません。
カスタム JumpStart インストールでは、各ミラーにつき最大 2 つのサブミラーを作成できます。Solaris Live Upgrade では、各ミラーにつき最大 3 つのサブミラーを作成できます。通常、ほとんどのアプリケーションでは、2 つのサブミラーで十分なデータの冗長性が得られます。ディスクドライブのコストも比較的小さくてすみます。3 つのサブミラーでは、1 つのサブミラーをオフラインにしてバックアップを実行するときも、残りの 2 つのサブミラーでデータの冗長性を確保することができます。
カスタム JumpStart インストールでミラー化されたファイルシステムを作成する場合は、ミラーを作成する前にミラー化するファイルシステムを作成する必要はありません。