Solaris のシステム管理 (基本編)

署名付き Solaris パッチのダウンロードと追加を手動で行う方法 (patchadd)

次の手順は、署名付き Solaris パッチのダウンロードと追加を別個に手動で行いたい場合に使用できます。

この手順では、パッケージキーストアのセットアップが完了しているものと仮定しています。

  1. (省略可能) パッチを適用するシステムにログインします。

    あるいは、パッチをダウンロードし、ftp コマンドを使用してそのパッチをターゲットのシステムにコピーすることもできます。

  2. Web ブラウザを開き、SunSolve Online のサイトに移動します。


    http://sunsolve.Sun.COM/pub-cgi/show.pl?target=patches/patch-access
    
  3. 特定のパッチだけをダウンロードするか、パッチクラスタをダウンロードするかを決めます。次のいずれかの手順に従います。

    1. 「パッチ検索 (Find Patch)」検索フィールドにパッチ番号 (patch-ID) を入力し、「パッチ検索 (Find Path)」をクリックします。

      patch-ID を入力すると、最新バージョンのパッチがダウンロードされます。

      自由に使用できるパッチの場合、そのパッチの README が表示されます。自由に使用できないパッチの場合、ACCESS DENIED メッセージが表示されます。

      SPARC システムと x86 システムではパッチ番号が異なります。これについては、表示されるパッチの README に記載されています。使用しているシステムアーキテクチャに適合したパッチをインストールしてください。

    2. パッチを適用するシステムで実行している Solaris に基づいて、推奨されるパッチクラスタをクリックします。

  4. 「この署名付きパッチ (n bytes) をダウンロードする HTTPS FTP (Download Signed Patch HTTPS or FTP)」ボタンをクリックします。

    署名付きパッチ (またはパッチクラスタ) が正常にダウンロードされたら、Web ブラウザを閉じます。

  5. 必要に応じて、ダウンロードされたパッチパッケージが含まれているディレクトリに移動します。

  6. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

  7. 署名付きパッチを追加します。

    たとえば、次のようになります。


    # patchadd /tmp/114861-01.jar