Solaris のシステム管理 (基本編)

署名のない Solaris パッチの追加方法 (smpatch)

Solaris 9 リリースが稼働するシステムで、次の手順を実行します。

この手順は、パッチを /var/sadm/spool ディレクトリにダウンロードして解凍済みであることを前提としています。

  1. スーパーユーザーになります。

  2. パッチ (または複数のパッチ) を追加します。


    # /usr/sadm/bin/smpatch add patch-ID-revision
    

    たとえば、次のようになります。


    # smpatch add -i 115028-01
    Authenticating as user: root
    
    ヘルプを参照するには /? を入力してください。Enter キーを押すと、[ ] で囲まれたデフォルトが選択されます。
    文字列の値を入力してください: password :: 
    ツール com.sun.admin.patchmgr.cli.PatchMgrCli を holoship から読み込み中
    ユーザー root として holoship にログインしました。
    holoship から com.sun.admin.patchmgr.cli.PatchMgrCli がダウンロードされました。
    
    パッチ 115028-01 もしくはパッチ 115028-01 が必要とするパッチは、インストール後に、
    システムを再起動する必要があります。インストール後に、再設定のために、
    システムを直ちに再起動してください。
    
     On machine soloship ...
       Installing patch 115028-01
  3. システムのリブートを要求するメッセージがあるかどうかを smpatch メッセージで確認します。

    リブートが要求されている場合は、システムをリブートします。


    # init 6
    
  4. パッチが正常に削除されたことを確認します。


    # patchadd -p | grep patch-ID-revision