Solaris のシステム管理 (基本編)

UFS ファイルシステムのマウント方法 (mount コマンド)

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

  2. 必要に応じて、マウントするファイルシステムのマウントポイントを作成します。


    # mkdir /mount-point
    

    ファイルシステムをマウントするには、ローカルシステム上にマウントポイントを作成する必要があります。マウントポイントとは、マウントされるファイルシステムが接続されるディレクトリのことです。

  3. UFS ファイルシステムをマウントします。


    # mount [-o mount-options] /dev/dsk/device-name /mount-point
    

    -o mount-options

    UFS ファイルシステムのマウントに使用できるマウントオプションを指定する。オプションの詳細については、表 40–2 または mount_ufs(1M) のマニュアルページを参照。

    /dev/dsk/device-name

    ファイルシステムが含まれているディスクスライス用のディスクデバイス名 (/dev/dsk/c0t3d0s7 など) を指定する。ディスクのスライス情報については、ディスクスライス情報を表示する方法を参照。

    /mount-point

    ファイルシステムをマウントするディレクトリを指定する。 

例 — UFS ファイルシステムをマウントする (mount コマンド)

次の例は、/dev/dsk/c0t3d0s7/files1 ディレクトリにマウントする方法を示しています。


# mount /dev/dsk/c0t3d0s7 /files1

例 — ロギングを有効にして UFS ファイルシステムをマウントする (mount コマンド)

UFS ロギングによってファイルシステムの整合性が保たれるために、システムのリブート時間が大幅に短縮されます。次の例は、ロギングを有効にして、/dev/dsk/c0t3d0s7/files1 ディレクトリにマウントする方法を示しています。


# mount -o logging /dev/dsk/c0t3d0s7 /files1