Solaris のシステム管理 (基本編)

1 つのファイルシステムをマウント解除する方法

次の手順に従って、ファイルシステム (ルート (/)、/usr/var を除く) をマウント解除します。


注 –

ルート(/)、/usr/var の各ファイルシステムは、システムが機能するのに必要であるため、シャットダウン中でなければマウント解除できません。


  1. ファイルシステムをマウント解除する場合の前提条件の前提条件を満たしているかどうかを確認します。

  2. ファイルシステムをマウント解除します。


    # umount /mount-point
    

    /mount-point は、マウント解除するファイルシステムの名前を示します。次のいずれかを指定できます。

    • ファイルシステムがマウントされているディレクトリ名

    • ファイルシステムのデバイス名パス

    • NFS ファイルシステムのリソース

    • LOFS ファイルシステムのループバックディレクトリ

例 — 1 つのファイルシステムをマウント解除する

次の例は、ローカルのホームディレクトリからファイルシステムをマウント解除する方法を示しています。


# umount /export/home

次の例は、ローカルディスクの 7 番目のスライス上のファイルシステムをマウント解除する方法を示しています。


# umount /dev/dsk/c0t0d0s7

次の例は、/export ファイルシステムを強制的にマウント解除する方法を示しています。


# umount -f /export
# 

次の例は、 /etc/vfstab ファイル内のすべてのファイルシステム (ルート (/)、 /proc/var/usr を除く) をマウント解除する方法を示しています。


# umountall

使用中のファイルシステムを除く、すべてのファイルシステムがマウント解除されます。