コピーするファイルの存在するディレクトリに移動します。
書き込み可能なテープをテープドライブに挿入します。
ファイルをテープにコピーします。
$ ls | cpio -oc> /dev/rmt/n |
ls |
cpio コマンドにファイル名のリストを渡す。 |
cpio -oc |
cpio コマンドがコピーアウトモード (-o) で動作し、ASCII 文字形式 (-c) でヘッダー情報を書き込むように指定する。これらのオプションにより他のベンダーのシステムとの互換性を保つ。 |
> /dev/rmt/n |
出力ファイルを指定する。 |
ディレクトリ内のすべてのファイルは、指定したドライブ内のテープにコピーされ、テープ上の既存のファイルが上書きされます。コピーされた合計ブロック数が表示されます。
ファイルがテープにコピーされていることを確認します。
$ cpio -civt < /dev/rmt/n |
-c |
ファイルを ASCII 文字形式で読み込むように指定する。 |
-i |
cpio がコピーインモードで動作することを指定する。この時点ではファイルをリストするだけ。 |
-v |
ls -l コマンドの出力と同様の形式で出力を表示する。 |
-t |
指定したテープドライブ内のテープ上にあるファイルの内容一覧を表示する。 |
< /dev/rmt/n |
既存の cpio アーカイブの入力ファイルを指定する。 |
テープをドライブから取り出します。ファイル名をテープのラベルに記入します。
次の例では、 /export/home/kryten ディレクトリ内のすべてのファイルをテープドライブ 0 のテープにコピーする方法を示します。
$ cd /export/home/kryten $ ls | cpio -oc> /dev/rmt/0 16 blocks $ cpio -civt < /dev/rmt/0 -r--r--r-- 1 kryten staff 76 Oct 7 08:17 2003, filea -r--r--r-- 1 kryten staff 76 Oct 7 08:17 2003, fileb -r--r--r-- 1 kryten staff 76 Oct 7 08:17 2003, filec drwxr-xr-x 2 kryten staff 0 Oct 7 08:17 2003, letters drwxr-xr-x 2 kryten staff 0 Oct 7 08:18 2003, reports 16 blocks $ |