Solaris のシステム管理 (基本編)

署名付きパッチの追加方法の選択

パッチ管理ツールのインストールが完了したら、システムに署名付きまたは署名なしパッチをダウンロードし、追加できます。これには、複数の方法が存在します。次の表を参考にして、現在の要件にもっとも適した方法を選択してください。

コマンドまたはツール 

説明 

参照先 

patchadd

Solaris 9 12/03 リリース以降 – パッケージキーストアをセットアップした後、このコマンドを使って署名付きパッチをシステムに追加する 

patchadd(1M)

smpatch update

Solaris 2.6、Solaris 7、Solaris 8、および Solaris 9 12/03 以前 – 推奨されるパッチを特定し、自動的にシステムにダウンロードして適用する。プロパティを対話形式により設定するパッチには適用されないことに注意

smpatch(1M)

smpatch analyze

現在のシステムに必要なパッチを特定し、パッチ ID を一覧表示する。これらのパッチをシステムにダウンロードし、追加するには、smpatch download および smpatch add コマンドを使用する

smpatch(1M)

smpatch download および smpatch add

システムに 1 つまたは複数のパッチをダウンロードして適用する。これらのコマンドで、必須パッチのダウンロードおよび適用も可能 

Signed Patches Administration Guide for PatchPro 2.2』(英語版) の「Downloading and Applying Signed Patches to a Solaris System (Task Map)」

ftp および smpatch add

ftp コマンドで、システムにパッチ (1 つまたは複数) を転送する。次に、smpatch add コマンドで、システムにパッチを追加する

Signed Patches Administration Guide for PatchPro 2.2』(英語版) の「Downloading and Applying Signed Patches to a Solaris System (Task Map)」

Solaris 管理コンソールのパッチツール 

Solaris 9 システムのみ – GUI 機能を使って署名付きパッチを管理したい場合にのみ、このツールを使用する

Solaris 管理コンソールのオンラインヘルプ