Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)

ldapaddent を使用したディレクトリサーバーの生成


注 –

pam_unix を使用している場合、データを使用してディレクトリサーバーを生成する前に、パスワードを Unix Crypt 形式で格納するようにサーバーを構成する必要があります。 pam_ldap を使用している場合、任意の形式でパスワードを格納できます。 UNIX crypt 形式でパスワードを設定する方法については、Sun ONE Directory Server のマニュアルを参照してください。


ldapaddent は、標準入力から (/etc/filename passwd など) データを読み取り、このデータをサービスに関連付けられたコンテナに配置します。 クライアント構成により、デフォルトのデータ書き込み方法が決定されます。


注 –

ldapaddent(1M) は、LDAP ネームサービス用に構成済みのクライアントでのみ実行できます。


ldapaddent を使ったユーザーパスワードデータによる Sun ONE Directory Server の生成方法
  1. ldapaddent コマンドを使用して、/etc/passwd エントリをサーバーに追加します。

    # ldapaddent -D "cn=directory manager" -f /etc/passwd passwd

ldapaddent(1M) のマニュアルページを参照してください。 LDAP セキュリティおよび Directory Server への書き込みアクセスの詳細については、第 13 章「基本コンポーネントおよび概念 (概要)」を参照してください。