Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)

N2L のコマンドとファイル

N2L の移行に関連するコマンドとファイルは、次のとおりです。

表 19–2 N2L のコマンドとファイル

コマンドまたはファイル 

説明 

/usr/lib/netsvc/yp/inityp2l

NISLDAPmapping および ypserv の構成ファイルの作成を支援するユーティリティ。 このユーティリティは、これらのファイルを管理するための汎用ツールではありません。 熟練したユーザーは、inityp2l の出力をテキストエディタを使って検証したりカスタマイズしたりすることで、N2L 構成ファイルを管理したり、カスタムマッピングを作成したりできます。 inityp2l(1M) のマニュアルページを参照してください。

/usr/lib/netsvc/yp/ypmap2src

標準の NIS マップを同等な NIS ソースファイルに近似したファイルに変換するユーティリティです。 ypmap2src の主要な用途は、N2L の移行サーバーから従来の NIS への変換です。 ypmap2src(1M) のマニュアルページを参照してください。

/var/yp/NISLDAPmapping

NIS マップエントリと、これと同等な LDAP でのディレクトリ情報ツリー (DIT) エントリとの間のマッピングを指定する構成ファイルです。 NISLDAPmapping(4) のマニュアルページを参照してください。

/var/yp/ypserv

NIS から LDAP への移行用デーモンの構成情報を指定するファイルです。 ypserv(4) のマニュアルページを参照してください。