GNOME 2.0 問題の解決方法 (Solaris 版)

第 9 章 各国語対応と国際化の問題

この章では、GNOME 2.0 デスクトップで発生する各国語対応と国際化に関する問題について説明します。

9.1 各国語化されたロケール


注 –

アラビア語とヘブライ語は、完全にはサポートされていません。


次の表に GNOME 2.0 デスクトップがサポートするロケールを一覧します。

言語 

ロケール 

アラビア語  

ar 

ar_EG.UTF-8 

ポルトガル語 (ブラジル) 

pt_BR.ISO8859-1 

pt_BR.UTF-8 

簡体字中国語 

zh 

zh.GBK 

zh.UTF-8  

zh_CN.EUC 

zh_CN.GB18030 

zh_CN.GBK 

zh_CN.UTF-8  

繁体字中国語 

zh_HK.BIG5HK 

zh_HK.UTF-8  

zh_TW 

zh_TW.BIG5 

zh_TW.EUC 

zh_TW.UTF-8  

英語  

Posix (C) 

en_AU.ISO8859-1 

en_CA.ISO8859-1  

en_GB.ISO8859-1 

en_GB.ISO8859-15 

en_IE.ISO8859-1  

en_IE.ISO8859-15 

en_NZ.ISO8859-1 

en_US.ISO8859-1  

en_US.ISO8859-15 

en_US.UTF-8 

フランス語 

fr_FR.ISO8859-1  

fr_FR.ISO8859-15 

fr_FR.UTF-8 

ドイツ語 

de_DE.ISO8859-1  

de_DE.ISO8859-15 

de_DE.UTF-8 

ヘブライ語  

he 

he_IL.UTF-8 

イタリア語  

it_IT.ISO8859-1 

it_IT.ISO8859-15 

it_IT.UTF-8 

日本語 

ja 

ja_JP.eucJP  

ja_JP.PCK 

ja_JP.UTF-8 

韓国語 

ko 

ko_KR.EUC  

ko.UTF-8 

ko_KR.UTF-8 

ポーランド語  

pl_PL.ISO8859-2 

pl_PL.UTF-8 

ロシア語  

ru_RU.ANSI1251 

ru_RU.ISO8859-5 

ru_RU.KOI8-R  

ru_RU.UTF-8 

スペイン語  

es_ES.ISO8859-1 

es_ES.ISO8859-15 

es_ES.UTF-8 

スウェーデン語  

sv_SE.ISO8859-1 

sv_SE.ISO8859-15 

sv_SE.UTF-8 


注 –

一部のロケールでは、次のようにサポート内容が制限されています。


9.2 すべてのロケールで発生する問題

次の問題は、すべてのロケールで発生します。

9.2.1 メニューアイテムが各国語化されていない

問題  

この問題は、すべてのロケールで発生します。  

次のメニューアイテムが、すべてのロケールで各国語化されていません。  

  • Audio Control

  • Media Player

解決方法  

この問題は、将来のリリースで解決します。 

9.2.2 コンソール上の警告メッセージ

問題  

バグ ID 4818711: この問題はすべてのロケールで発生します。 

端末ウィンドウからアプリケーションを起動すると、警告メッセージが出力されることがあります。 

解決方法  

デスクトップ環境メニューからアプリケーションを起動すれば、警告メッセージは出力されません。 この警告は、アプリケーションの機能に影響はありません。  

この問題は、将来のリリースで解決します。 

9.2.3 存在しないアプリケーションのヘルプがある

問題  

この問題は、すべてのロケールで発生します。  

存在しないアプリケーション ( gweatherStock Ticker など) がオンラインヘルプにあります。

解決方法  

存在しないアプリケーションのヘルプは無視してください。 

9.2.4 ごみ箱アイコンが複数存在する

問題  

この問題は、すべてのロケールで発生します。  

dtlogin から言語を切り替え、リモートログインすると、デスクトップ上に複数の「ごみ箱」アイコンが表示されます。

解決方法  

次の手順を実行します。 

  • 端末ウィンドウを起動します。

  • .gnome-directory ディレクトリに移動します。

    cd .gnome-desktop

  • 不要な「ごみ箱」設定ファイルを削除します。

9.2.5 ダイアログとパネルが各国語化されていない

問題  

この問題は、すべてのロケールで発生します。  

いくつかのアプリケーションで、各国語化されていないダイアログやパネルが表示されます。  

解決方法  

この問題は、将来のリリースで解決します。 

9.2.6 別のロケールで作成したファイルを表示できない

問題  

バグ ID 4824884: この問題はすべてのロケールで発生します。 

Nautilus は、別のロケールで作成したファイルを表示できないことがあります。  

解決方法  

ファイルを作成したロケールにログインし、ファイルを開きます。 

9.2.7 gmines を起動するとセグメント例外が発生する

問題  

この問題は、すべてのロケールの gmines ゲームで発生します。

言語パッケージをインストールした環境で、gmines ゲームを起動すると、セグメント例外が発生します。

解決方法  

ゲームをフリーズさせないために、次のファイルを削除します。 /usr/share/locale/[your-locale]/LC_MESSAGES/gnome-games.mo.

これにより、全てのゲームが各国語対応でなくなります。  

この問題は、将来のリリースで解決します。  

9.3 ヨーロッパ言語ロケールで発生する問題

次の問題は、ヨーロッパ言語ロケールで発生します。

9.3.1 OpenWindows のログインオプションが表示されない

問題  

この問題は、Solaris 8 オペレーティング環境のすべてのヨーロッパ言語ロケールで発生します。 Solaris 9 オペレーティング環境では、この問題は影響しません。 

GNOME 2.0 デスクトップをインストールすると、ログインスクリーンのセッションオプションに OpenWindows が表示されなくなります。  

解決方法  

ログインスクリーンに OpenWindows オプションを復元するには、次の手順を実行します。 

  1. root としてログインします。

  2. 次のコマンドを実行します。

    cp /usr/dt/config/C/Xresources.d/Xresources.ow /usr/dt/config/locale/Xresources.d/Xresources.ow

locale には、OpenWindows ログインオプションを復元したいロケールを入力します。

9.3.2 スタートメニューが各国語化されていない

問題  

ロケール pt_BR.ISO8859-1 で発生します。 

スタートメニューが各国語化されていません。  

解決方法  

この問題は、将来のリリースで解決します。 

9.3.3 XScreenSaver の「プロパティ」ダイアログの文字表示が正しくない

問題  

ロケール pt_BR.ISO8859-1 と pt_BR.UTF-8 ロケールで発生します。 

XScreenSaver の「プロパティ」ダイアログで、対応する言語に翻訳された文字が表示されません。pt_BR.UTF-8 ロケールで、キリル文字などの間違った文字が表示されます。

解決方法  

この問題は、将来のリリースで解決します。 

9.3.4 キーボードショートカットで入力方法ウィンドウを変更できない

問題  

この問題は、ロシア語ロケールで発生します。  

x86 版の Solaris オペレーティング環境では、入力方法ウィンドウを選択および変更するキーボードショートカット Ctrl+Spacebar が機能しません。

解決方法  

マウスを使用して、入力方法ウィンドウを選択および変更します。 

9.3.5 端末ウィンドウ上の文字の表示品質が低い

問題  

この問題は、ロシア語ロケールで発生します。  

端末ウィンドウ上の文字の表示品質が低いのですが、表示品質を高くするにはどうしたらいいですか。 

解決方法  

次の手順を実行します。  

  1. 端末ウィンドウを起動して、「編集」 -> 「プロファイル」を選択します。

  2. 「編集」ボタンをクリックします。

  3. 「一般」タブ付きセクションで、「他のアプリケーションと同じフォントを使用」のチェックボックスを未選択にします。

  4. 「フォント選択バー」をクリックします。

  5. 「端末のフォントを選択します」ダイアログから適切なフォントを選択します。

9.3.6 CP1251 と ANSI1251 エンコーディングがサポートされていない

問題 

この問題は、ロシア語ロケールで発生します。  

このリリースの GNOME デスクトップでは、pango X11 が CP1251 エンコーディングをサポートしていません。 この結果、CP1251 または ANSI1251 に符号化された文字が、幅がゼロ、または空白文字として表示されます。  

解決方法 

CP1251 がサポートされるまで、pango X11 がサポートする次のロケールを使用します。  

  • ru_RU.KOI8-R

  • ru_RU.ISO8859-5

  • ru_RU.UTF-8

iconv 変換テーブルを使用して、CP1251 または ANSI1251 のファイルを符号化し直すことができます。 CP1251 または ANSI1251 ファイルを UTF-8 のファイルに符号化するには、端末ウィンドウで次のコマンドを実行します。  

/usr/bin/iconv -f CP1251 -t UTF-8 CP1251 filename > UTF-8 filename. (man iconv)

9.3.7 ロシア語ロケールでの表示の問題

問題  

ru_RU.KOI8-R ロケールで発生します。 

Solaris 8 オペレーティング環境の x86 版で、次のロシア語表示に問題があります。 

  • 00F1

  • 00FF

  • ,00DC

この問題は、共通デスクトップ環境 (CDE) と GNOME の両方のデスクトップで発生します。 

解決方法  

GNOME デスクトップで使用する特定フォントを選択する必要があります。 次の手順を実行します。

  • 端末ウィンドウを開いて、次のコマンドを実行します。

    gnome-font-properties

  • 「フォント設定」ダイアログの「デスクトップ用フォント」ボタンをクリックします。

  • 「フォントの選択」ダイアログで、次のリストのフォントを指定します。

    • application: medium, medium italic, bold, bold italic

    • arial: italic, bold, bold-italic

    • courier: italic, bold italic

    • fixed: medium

    • interface system: medium

    • monospace: normal

    • sans: italic, bold italic

    • times: italic, bold italic

この問題は、将来のリリースで解決します。  

9.3.8 ヘルプが英語でしか表示されない

問題  

バグ ID 4921134: この問題は、次のロケールで発生します。 

  • fr_BE.UTF-8

  • es_AR.ISO8859-1

  • es_BO.ISO8859-1

  • es_CL.ISO8859-1

  • es_CO.ISO8859-1

  • es_CR.ISO8859-1

  • es_EC.ISO8859-1

  • es_GT.ISO8859-1

  • es_MX.ISO8859-1

  • es_NI.ISO8859-1

  • es_PA.ISO8859-1

  • es_PE.ISO8859-1

  • es_PY.ISO8859-1

  • es_SV.ISO8859-1

  • es_UY.ISO8859-1

  • es_VE.ISO8859-1

解決方法  

この問題を解決するには、次の作業を行なってください。 

  • su passward

  • cd /usr/share/locale

  • ln -s parent locale target locale

  • セッションをログアウトします。

  • 再度ログインします。

これで、アプリケーションは目的のロケールで表示されているはずです。  

9.4 アジア言語ロケールで発生する問題

次の問題は、アジア言語ロケールで発生します。

9.4.1 デスクトップのデフォルトフォントの設定が小さすぎるか、または設定されていない

問題  

以下に例を示します。 バグ ID 4805328: この問題は、中国語を含む、いくつかのロケールで発生します。 

今のところ、各ロケールの GNOME デスクトップにはデフォルトフォントの設定はできません。 その結果、ロケールを切り替えると、デスクトップのデフォルトフォントの設定が小さすぎるか、または設定されていない状態になります。 

解決方法  

デスクトップのデフォルトのフォントを変更するには、次の手順を実行します。  

  • 端末を開いて、次のコマンドを実行します。

    gnome-font-properties

  • フォントの設定ダイアログを使用して、適切なフォントサイズに変更します。 たとえば、中国語ロケールでは、アプリケーション用フォントとデスクトップ用フォントを「Sans 13」に設定します。

9.4.2 一部のフォントが中国語ロケールで表示されない

問題  

バグ ID 4821955: この問題は、繁体字中国語ロケールで発生します。 

ボールドなどのフォントの文字が表示されません。 その結果、Yelp ウィンドウでいくつかの文字が表示できません。  

解決方法  

/etc/locale ディレクトリにある pangox.alias ファイルを変更する必要があります。(locale は、zh_TW.EUC、zh_TW.BIG5、zh_TW.UTF-8、zh_HK.BIG5HK、zh_HK.UTF-8 のいずれかです。} 次の手順を実行します。

  1. root としてログインします。

  2. 目的のロケール用の pangox.alias ファイルが置かれているディレクトリに移動します。 たとえば、zh_TW.BIG5 ロケールでは、次のコマンドを実行します。

    cd /etc/pango/zh_TW.BIG5

  3. 次のコマンドを実行します。

    cat pangox.alias | tr [A-Z] [a-z] > /tmp/pango

  4. 次のコマンドを実行します。

    mv /tmp/pango pangox.alias

  5. /etc/pango/sparcv9/pango ディレクトリが使用しているシステム上に存在する場合、 上記の /etc/pango と同様に、このディレクトリのロケールのディレクトリにある pangox.alias ファイルを変更します。

9.4.3 GGV で PostScript ファイルが正しく表示できない

問題  

この問題は、日本語を含むアジアロケールで発生します。  

日本語 PostScript フォントファイル名を使用しているファイルが文字化けしてしまいます。 

解決方法  

次の手順を実行します。  

  1. root としてログインします。

  2. 次のコマンドを実行します。 cd /

  3. 次のコマンドを実行します。 mkdir /Resource

  4. ロケールによって、次のいずれかのコマンドを実行します。

    中国語簡体字

    ln -s /usr/openwin/lib/locale/zh/X11/Resource/CMap /Resource/CMap

    中国語繁体字

    ln -s /usr/openwin/lib/locale/zh_TW/X11/Resource/CMap /Resource/CMap

    日本語

    ln -s /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/Resource/CMap /Resource/CMap

    韓国語

    ln -s /usr/openwin/lib/locale/ko/X11/Resource/CMap /Resource/CMap

9.4.4 Solaris オペレーティング環境によって日付の形式が異なる

問題  

この問題は、日本語ロケールで発生します。  

Solaris オペレーティング環境によって、日付の形式が異なります。 次のロケールでは、曜日の表示形式に '(' および ')' がありません。 

  • Solaris 8 オペレーティング環境: ja_JP.UTF-8

  • Solaris 9 オペレーティング環境: ja_JP.eucJP, ja_JP.UTF-8

解決方法  

この問題は、将来のリリースで解決します。 

9.4.5 テキストエディタ (gedit) や GTK2+ のアプリケーションでは、特殊記号および IBM/NEC 拡張が表示されない

問題  

バグ ID 4785550: この問題は、 gedit アプリケーションやその他の GTK2+ アプリケーションを日本語ロケールで使用したときに発生します。

特殊記号および IBM/NEC 拡張の一部が表示されません。 

解決方法  

既知の制限です。 

9.4.6 テキストエディタで JISX0212 部分の印刷ができない

問題  

この問題は、日本語ロケールで発生します。  

テキストエディタ (gedit) アプリケーションでは、JISX0212 部分のプレビューはできますが印刷ができません。

解決方法  

Solaris 8 オペレーティング環境: 既知の制限です。 

Solaris 9 オペレーティング環境: 次の手順を実行します。  

  • gedit アプリケーションを起動します。

  • 「編集」 -> 「設定」を選択します。

  • カテゴリパネルの印刷カテゴリから「フォント」を選択します。

  • 各項目を、次のいずれかのフォントに変更します。

    • HG-GothicB-Sun

    • HG-MinchoL-Sun

9.4.7 gedit のデフォルトフォントで日本語の文字を出力できない

問題  

バグ ID 4861491: この問題は日本語ロケールで発生します。 

gedit アプリケーションのデフォルトの印刷フォントを使用すると、印刷プレビューに日本語の文字が表示されません。また、プリンタでも出力されません。

解決方法  

次の手順を実行します。  

  • gedit アプリケーションを起動します。

  • 「編集」 -> 「設定」を選択します。

  • カテゴリパネルの印刷カテゴリから「フォント」を選択します。

  • 印刷項目ごとに、HG-GothicB-Sun フォントを指定します。

9.4.8 ISO-2022-JP エンコードファイルが開けない

問題  

バグ ID 4826184: この問題は、日本語ロケールで発生します。 

テキストエディタ (gedit) で、 ISO-2022–JP エンコードファイルが開けません。 

解決方法  

この問題は、将来のリリースで解決します。 

9.4.9 gedit で日本語が表示されない

問題  

以下に例を示します。 バグ ID 4785550: この問題は、日本語ロケールで発生します。 

テキストエディタ (gedit) で、デフォルトフォントが Courier のとき、日本語が表示されません。 

解決方法  

次の手順を実行します。  

  • gedit アプリケーションを起動します。

  • 「編集」 -> 「設定」を選択します。

  • 「フォントと色を選択」を選択します。

  • 「デフォルトテーマのフォントを使用」を指定します。

ただし、この場合でも Solaris 8 環境では、特殊記号および IBM/NEC 拡張が表示されない問題が残ります。 

9.4.10 端末ウィンドウ上の文字表示の問題

問題  

この問題は、日本語ロケールで発生します。  

端末ウィンドウの「プロファイルの設定」ダイアログで「他のアプリケーションと同じフォントを使用」が選択されていると、特殊記号および IBM/NEC 拡張が表示されません。 

解決方法  

次の手順を実行します。 

  • 端末ウィンドウを起動します。

  • 「編集」 -> 「現在のプロファイル」を選択します。

  • 「プロファイルの設定」ダイアログで、「他のアプリケーションと同じフォントを使用」の選択を解除します。

  • 「interface user」を指定します。

9.4.11 ファイルのコピーまたはリンク作成時のコアダンプ

問題  

バグ ID 4824884: この問題は日本語ロケールで発生します。 

Nautilus を使って別のロケールで作成したファイルのコピーまたはリンクを作成するとき、コアダンプが発生することがあります。  

解決方法  

ファイルを作成したロケールにログインし、ファイルのコピーまたはリンクを作成します。 

9.4.12 入力方法ウィンドウが繰り返しフラッシュする

問題  

バグ ID 4781611: この問題は、日本語ロケール ja_JP.UTF–8 ロケールで発生します。 

同じトップレベルアプリケーションウィンドウ上に複数の入力コンテキストがあるとき、入力方法ウィンドウが繰り返しフラッシュします。 

解決方法  

この問題は、将来のリリースで解決します。 

9.4.13 日本語ロケールでコアダンプする

問題  

バグ ID 4808468: この問題は、日本語ロケール ja_JP.UTF–8 ロケールで発生します。 

次のとき、アプリケーションがコアダンプします。  

  1. IM ステータスから、「Unicode 表から選択」 -> 「平仮名」を選択します。

  2. アプリケーションウィンドウを閉じます。

解決方法  

この問題は、将来のリリースで解決します。 

9.4.14 GTK2+ アプリケーションがフリーズする

問題  

バグ ID 4820426: この問題は、日本語ロケール ja_JP.UTF–8 ロケールで発生します。 

次のとき、GTK2+ アプリケーションがフリーズします。  

  1. 入力した文字の候補ウィンドウを表示します。

  2. スペースを押し続けます。

解決方法  

この問題は、将来のリリースで解決します。 

9.5 複雑なテキストを使用するロケールで発生する問題

次の問題は、複雑なテキストを使用するロケールで発生します。

9.5.1 右から左に書かれる言語のサポートが不完全である

問題  

この問題は、アラビア語とヘブライ語で発生します。  

右から左に書かれる言語は、部分的にしかサポートされていません。 右から左に書かれる言語の、印刷および GUI ウィジェットミラーリングの完全なサポートは、現在開発中です。  

解決方法  

アラビア語とヘブライ語のテキスト入力は、端末ウィンドウアプリケーションを除く GNOME 2.0 の国際化リリースでサポートしています。 他の言語のパッケージをインストールしていない状態で、テキスト入力のサポートが必要な場合は、次のパッチをインストールします。  

 

SPARC 版 

x86 版 

Solaris 8 オペレーティング環境  

114485-01  

114486-01 

Solaris 9 オペレーティング環境  

114274-02  

114275-02