この章では、ドキュメントについて知られている問題を説明します。
「Using High Availability (HA)」という章の Section 1b (72 ページ) および Section 4b (73 ページ) は、次のように訂正してください。
Section 1b:
If it does not already exist, configure the HA heartbeat interface.
For bos-screen1 in this example, use the following command:
# echo "10.0.4.1" > /etc/hostname.hme3 |
Section 4b:
If it does not already exist, configure the HA heartbeat interface.
For bos-screen2 in this example, use the following command:
# echo "10.0.4.2" > /etc/hostname.hme3 |
『Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス: DNS、NIS、LDAP 編)』内の複数の箇所に適用される注意事項について説明します。
「スイッチファイルとパスワード情報」節の終わりには、次のテキストを追加する必要があります。
1 人のユーザーに複数のリポジトリを割り当てることは避けるべきです。1 人のユーザーに単一のリポジトリを割り当て、パスワードを集中管理することによって、混乱と間違いの可能性を減らすことができます。1 人のユーザーに複数のリポジトリを割り当てることを選択した場合、パスワード情報を更新するには、次の passwd -r コマンドを使用します
passwd -r repository |
-r オプションにリポジトリを指定しない場合、passwd は nsswitch.conf 内にあるリポジトリを逆順に更新します。
「LDAP Naming Services Setup and Administration」節では、ldapclient コマンドオプションの使い方のリファレンスが間違っています。Solaris 9 のすべてのリリースにおいて、このコマンドの構文は次のように変更する必要があります。
間違ったリファレンス |
正しいリファレンス |
---|---|
ldapclient -l |
ldapclient list |
ldapclient -p |
ldapclient init [-a attribute name] |
ldapclient -m |
ldapclient mod |
詳細については、ldapclient(1M) のマニュアルページを参照してください。
「Transitioning from NIS to LDAP (Overview/Tasks)」章の「Table 19-2 N2L Commands and Files」には、次の情報を追加する必要があります。
表 4–1 「Table 19-2 N2L Commands and Files」
コマンドまたはファイル |
説明 |
---|---|
ageing.byname |
NIS - LDAP 切替が実装されているとき、yppasswdd が DIT のパスワードエージング情報を読み書きするのに使用するマッピング。 |
「Network Information Service (NIS) (Overview)」の「Table 7-3 NIS Map Descriptions」には、次の NIS マップを追加する必要があります。
表 4–2 「Table 7-3 NIS マップの説明」
マップ名 |
対応する NIS 管理ファイル |
説明 |
---|---|---|
auth.attr |
auth.attr |
承認の名前と説明 |
exec.attr |
exec.attr |
プロファイルの実行属性 |
prof.attr |
prof.attr |
実行プロファイル用の属性 |
user.attr |
user.attr |
ユーザーおよび役割用の拡張属性 |
audit.user |
audit.user |
ユーザー監査用の選択済みデータ |
「Solaris インストールパラメータ用の DHCP オプションとマクロの作成」という節には、DHCP ベンダーオプションのサイズ制限に関する下記の情報を含める必要があります。
マクロのすべてのオプションに割り当てられている値の全合計は、オプションのコードおよび長さの情報を含めて 255 バイトを超えてはならないことに注意してください。この制限は、DHCP プロトコルで指定されています。
一般に、必要な最小限のベンダー情報を渡す必要があります。パス名を必要とするオプションには短いパス名を使用する必要があります。長いパスについてはシンボリックリンクを作成すると、短いリンク名を渡すことができます。
いくつかのパッチは、パッチの適用後、CIM オブジェクトマネージャを手動で起動する必要があります。そのパッチを以下に示します。
SPARC |
x86 |
---|---|
112943–08 |
114192–04 |
114503–03 |
114504–03 |
112945–20 |
114193–13 |
114711–02 |
114712–02 |
CIM オブジェクトマネージャを再起動するには、次の手順に従ってください
# /etc/init.d/init.wbem stop |
# /etc/init.d/init.wbem start |
CIM オブジェクトマネージャの停止および再起動について詳細は、『Solaris WBEM 開発ガイド』の「CIM オブジェクトマネージャの停止と再起動」を参照してください。
「ルート (/) のミラー化に関する特殊な考慮事項」では、ルート (/) をミラー化する場合に必要な代替起動デバイスへのパスを記録する例を記載しています。SPARC 版の例で、一部の新しい Sun ハードウェアでは、/devices ディレクトリ名を sd@ や dad@ から disk@ に変更する必要があります。
一部の X Window System 関係の日本語翻訳マニュアルページは、内容が最新ではありません。
回避方法: 日本語マニュアルページは参考とし、最新の情報は英語版マニュアルページを参照してください。(例: % env LANG=C man XtAddCallback)
Solaris 9 9/04 DOCUMENTATION CD には、各言語のコレクションへのリンクなどを集めたナビゲーション用の html ファイル群が用意されています。CD 上からは、これらのナビゲーション用ファイルを参照または使用することができます。
Solaris 9 9/04 DOCUMENTATION CD をインストールした場合には、インストールされた各コレクションへのリンクを持つナビゲーション用の html ファイルが生成されます。生成されるファイル名は、/var/opt/sun_docs/sundocs.html です。このファイルから Netscape などのブラウザにより各コレクションをたどることができます。
Solaris 9 9/04 DOCUMENTATION 2 of 2 CD には『Sun ONE Application Server 7 Update 3 Collection (Solaris Edition) - Japanese』 が含まれています。 ここでは、Solaris 9 9/04 DOCUMENTATION 1 of 2 CD の 『Sun ONE Application Server 7 Update 3 Collection (Solaris Edition) 』に含まれる英語版マニュアルのうち一部のみ翻訳されています。日本語版のないマニュアルについては、上記英文コレクションをご覧ください。