Solaris 9 9/04 オペレーティング環境の概要

拡張ファイル属性

UFS、NFS、および TMPFS ファイルシステムは、拡張ファイル属性を含むように機能拡張されました。拡張ファイル属性により、アプリケーション開発者はファイルに特定の属性を関連付けることができます。たとえば、ウィンドウシステム用のファイル管理アプリケーションの開発者が行う、表示アイコンとファイルとの関連付けです。

拡張属性は、論理的には対象のファイルと関連付けられた隠しディレクトリ内のファイルとして表現されます。

拡張ファイル属性 API と 1 組のシェルコマンドを使用して、ファイルシステム属性を追加および操作することができます。詳細は、fsattr(5)openat(2)、および runat(1) のマニュアルページを参照してください。

Solaris では、多数のファイルシステムコマンドが属性に対応したオプションを提供しているため、これらのオプションを使用してファイル属性の照会、コピー、変更、または検索ができます。詳細は、マニュアルページの該当のファイルシステムコマンドを参照してください。

また、『Solaris のシステム管理 (基本編)』も参照してください。