Solaris 9 9/04 オペレーティング環境の概要

サーバーとクライアントの管理

Solaris 9 リリースに含まれるサーバーとクライアント管理の機能拡張は、次のとおりです。

動的ホスト構成プロトコル (DHCP)

動的ホスト構成プロトコル (DHCP) サービスを使用すると、ホストシステムは、IP アドレスとネットワーク構成情報を受け取ることができます。この情報は、ブート時にネットワークサーバーから提供されます。Solaris DHCP サービスは、以下に示すさまざまな機能拡張により、さらに多数のクライアントをサポートできるようになりました。

上記に加えて、Solaris DHCP サーバーでは動的な DNS 更新が可能になりました。このため DHCP サービスでは、特定のホスト名を要求する DHCP クライアントのホスト名を使用して、DNS サービスを更新できます。

Solaris DHCP クライアントは、特定のホスト名を要求するよう構成できるようになりました。

詳細は、『Solaris のシステム管理 (IP サービス)』を参照してください。

ディスクレスクライアントの管理

ディスクレスクライアントの管理がコマンド行から利用できるようになりました。ディスクレスクライアントの管理、ディスクレスクライアント用の OS サーバーのリスト表示、およびすべての既存のディスクレスクライアントについてのパッチの管理を行うことができます。

ディスクレスクライアントの管理の詳細は、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 6 章「ディスクレスクライアントの管理 (手順)」を参照してください。