Solaris ボリュームマネージャの管理

シナリオ RAID 0 (ストライプ方式) ボリューム

図 81 に、3 つのコンポーネント (ディスク) からなるストライプ方式ボリュームの例を示します。

Solaris ボリュームマネージャは、このボリュームのデータを各コンポーネントに書き込む場合、チャンク 1 のデータをディスク A、チャンク 2 のデータをディスク B、チャンク 3 のデータをディスク C にそれぞれ書き込みます。次に、チャンク 4 のデータをディスク A、チャンク 5 のデータをディスク B、チャンク 6 のデータをディスク C にそれぞれ書き込み、同じ処理を繰り返します。

飛び越し値は各チャンクのサイズと同じ値に設定されています。 このストライプ方式 d2 の合計容量は、最小コンポーネントのサイズにコンポーネント数を掛けた値です。 (次の例に示す各スライスのサイズが 2G バイトであれば、d2 は 6G バイトです) 。

図 81 RAID 0 (ストライプ方式) の例

3 つの物理スライスから交互にとられた 6 つの飛び越し幅が、単一の論理ボリュームとしてまとめられています。