状態データベースの複製は、4M バイト以上の容量を持つ専用スライス上に作成します。 必要であれば、状態データベースの複製を、RAID 0 / RAID 1 / RAID 5 ボリューム、ソフトパーティション、またはトランザクション (マスターまたはログ) ボリュームの一部として使用されるスライス上に作成することもできます。 ただし、その場合は、スライスをボリュームに追加する前に複製を作成する必要があります。 Solaris ボリュームマネージャは、スライスの先頭部分を状態データベースの複製用に予約しています。
状態データベースの複製を既存のファイルシステムや、ルート (/)、/usr、swap ファイルシステムに作成することはできません。 必要であれば、swap 領域を使用して新しいスライスを作成してから (スライス名が使用可能であるとします)、そのスライスに状態データベースの複製を作成できます。
状態データベースの複製の数は、Solaris ボリュームマネージャの 1 つのディスクセットに対して、最低 3 つから最高 50 までを推奨します。 次のガイドラインを推奨します。
ドライブが 1 つだけのシステムでは、 3 つの複製すべてを 1 つのスライスに置く
ドライブの数が 2 から 4 のシステムでは、 各ドライブに 2 つずつ複製を置く
ドライブの数が 5 つ以上のシステムでは、 各ドライブに 1 つずつ複製を置く
データベースのように、小容量のランダム入出力に RAID 1 ボリュームを使用する場合は、RAID 1 ボリュームごとに、その RAID 1 ボリュームに接続されていない複数のスライス (および、可能であれば複数のディスクとコントローラ) 上に 2 つ以上の複製を余分に作成します。これは、最適な性能を得るために必要な作業です。