Solaris ボリュームマネージャの管理

ボリュームデフォルトファイルの変更

ボリュームデフォルトファイル (/etc/defaults/metassist.xml ) を編集して、metassist コマンドの動作を指定します。


ファイルを編集する際には、ファイルが /usr/share/lib/xml/dtd/volume-defaults.dtd の文書型定義を逸脱しないように注意してください。 XML ファイルが DTD に準拠していないと、metassist コマンドはエラーメッセージを出して異常終了します。


例 変更した metassist コマンドのデフォルト動作を使用してボリュームを作成する

ボリュームを作成する前に、/etc/default/metassist.xml ファイルを編集してデフォルト設定を指定します。この設定は、metassist コマンドを使って作成するすべてのボリュームに適用されます。 この例に示す metassist コマンドでは、ボリュームをコントローラ c1 上にだけ作成します。さらに、ストライプを作成する際には必ず、4 つのコンポーネントと飛び越し値 512KB からなるストライプを作成します。 /etc/default/metassist.xml ファイルが再び変更されない限り、これらの制約はすべての metassist コマンドに適用されます。


#  cat /etc/default/metassist.xml 
!DOCTYPE volume-defaults SYSTEM \
"/usr/share/lib/xml/dtd/volume-defaults.dtd">

volume-defaults>
available name="c1" />
stripe mincomp="4" maxcomp="4" interlace="512KB" >/stripe>
/volume-defaults>

# metassist create -s myset -S 10Gb
 

この metassist コマンドの実行例では、/etc/default/metassist.xml ファイルの指定に従って、4 つのスライスと 512KB の飛び越し値からなる 10G バイトのストライプが作成されます。