Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)

スワップ空間と動的再構成

動的再構成時に CPU やシステムボードで障害が発生した場合に対応できるよう、十分なスワップ空間を確保することをお勧めします。スワップ空間が不足していると、CPU やシステムボードで障害が発生した際に、ホストまたはドメインはより少ないメモリーでリブートしなければなりません。

この追加スワップ空間を利用可能にしなかった場合、1 つ以上のアプリケーションがメモリー不足により起動できなくなる可能性がありますが、その場合、ユーザーが手動で介入し、追加スワップ空間を追加するか、それらのアプリケーションのメモリー使用量を調整する必要があります。

リブート時のメモリー破損に備えて十分な追加スワップが確保されていた場合、メモリーを大量に消費するアプリケーションのすべてが、通常どおりに起動します。したがって、スワップの多発によりシステムの動作は多少遅くなるにしても、ユーザーは通常どおりにシステムを利用できます。

詳細については、使用するハードウェアの動的構成マニュアルを参照してください。