Solaris のシステム管理 (上級編)

ネットワークプリンタアクセスの管理

各ネットワークプリンタは、そのプリンタへのアクセスを提供するサーバーを 1 つだけ持っています。 この制限によって、サーバーはそのプリンタへのアクセスを管理して、ジョブの一貫性を保つことができます。

ネットワークプリンタのデフォルトデバイスは /dev/null です。 プリンタに待ち行列が 1 つしかない場合はこのデバイスで十分です。 複数の待ち行列が必要であれば、そのデバイスをファイルに設定します。 この設定によって、印刷システムはプリンタへのアクセスを待ち行列間で制限できます。 次のコマンドは、デバイスファイルを作成して、ネットワークプリンタデバイスとして構成しています。


# touch /path/filename
# chmod 600 /path/filename
# lpadmin -p printer-name -v /path/filename

次の例では、devtreedown というデバイスファイルを作成しています。


# touch /var/tmp/devtreedown
# chmod 600 /var/tmp/devtreedown
# lpadmin -p treedown -v /var/tmp/devtreedown