サーバーモードでは、Solaris Bandwidth Manager はマルチキャストを他のトラフィックの種類と区別しません。ただし、Solaris Bandwidth Manager を IP 透過モードで使用している場合、ルーターがマルチキャストパケットを転送するかどうかはネットワーク構成によって異なるため、自動的に予測できません。
そのため、Solaris Bandwidth Manager がマルチキャストトラフィックを処理する方法を制御するための選択肢が 3 つあります。各ネットワークに最適な選択肢を選択してください。
ルーターによって転送されるすべてのトラフィックを ipqos モジュール経由で送る方法。これによって、転送されるトラフィックに帯域幅が割り振られることが保証される。ルーターが転送しないトラフィックは、ipqos モジュール経由ではなく、ルーターに直接送られる
そのトラフィックが転送されるかどうかに関わらず、ルーターはすべてのマルチキャストトラフィックを認識する必要がある。ルーターは、time-to-live が 2 未満のトラフィック、あるいは、ローカルサブネットだけに送信されるトラフィック (つまり、着信先アドレスが 224.0.0.0 から 224.0.0.255 の範囲内のトラフィック) を転送しない
すべてのマルチキャストトラフィックを、ipqos モジュール経由ではなく、ルーターに直接送る方法。この方法を使用できるのは、ルーターがマルチキャストトラフィックを転送しないことがわかっている場合だけ
マルチキャストパケットを破棄し、ルーターには送らない方法。つまり、ルーターはマルチキャストトラフィックを受信しないことを意図している