GNOME 2.0 ユーザーズガイド (Solaris 版)

スクリーンロック

この節では、スクリーンロックとスクリーンセーバーの設定方法について説明します。

スクリーンロックする

スクリーンロック機能を表すロックアイコンのイメージを示しています。

スクリーンロックするには、次のいずれかの操作を実行します。

スクリーンロックすると、スクリーンセーバーが起動します。スクリーンロックを解除するには、マウスを動かして、「スクリーンロック」ダイアログを表示します。ユーザー名とパスワードを「スクリーンロック」ダイアログに入力して、Return キーを押します。


注 –

正しくスクリーンロックするには、スクリーンセーバーを有効に設定しておく必要があります。


スクリーンセーバーを設定する

スクリーンセーバーは、画面が使用されていないときに、画面の画像の代わりに使用されるアプリケーションです。スクリーンセーバーは、次の方法で使用できます。

スクリーンセーバーを設定するには、次の手順を実行します。

  1. 「ロック」ボタンを右クリックして、ポップアップメニューから「設定」を選択します。 「XScreenSaver」ダイアログが表示されます。

    パネルに「ロック」ボタンがない場合は、ボタンをパネルに追加できます。「ロック」ボタンを追加するには、そのパネルで右クリックします。「パネルに追加」-> 「ロックボタン」を選択します。

  2. スクリーンセーーバを設定するには、「表示モード」タブ内の要素を使用します。 次の表に、「表示モード」タブセクションのダイアログ要素を示します。

    設定 

    機能 

    「モード」

    ドロップダウンリストを使用して、スクリーンセーバーの動作を指定する。次のオプションから選択する  

    • 「スクリーンセーバーを無効化にする」: スクリーンセーバーを使用しない場合に選択する

    • 「ブランク・スクリーンのみ」: 画面をロックしたときに、画面を空白にする場合に選択する

    • 「1 つのスクリーンセーバーのみ」: 画面をロックしたときに、ディスプレイリストから、単一のスクリーンセーバーディスプレイを表示する場合に選択する

    • 「ランダムなスクリーンセーバー」: 画面をロックしたときに、ディスプレイリストから無作為に選択したスクリーンセーバーディスプレイを表示する場合に選択する

    ディスプレイリスト 

    リストから希望のスクリーンセーバーディスプレイを選択する 

    「XScreenSaver の起動」

    最後にマウスまたはキーボードを使用してから、スクリーンセーバーを起動するまでの待ち時間を指定する 

    「繰り返す周期」

    あるスクリーンセーバーの表示から次のスクリーンセーバーの表示までの時間を指定する 

    「画面ロックの起動」

    スクリーンセーバーが起動したあと、スクリーンロックする場合に選択する。スピンボックスを使用して、スクリーンセーバーの起動とスクリーンロックまでの遅延時間を指定する 

    「プレビュー」

    このボタンをクリックすると、スクリーンセーバーディスプレイリストで選択したスクリーンセーバーディスプレイをプレビューできる。プレビューを停止するには、任意のキーを押すか、マウスボタンをクリックする 

    「設定」

    このボタンをクリックすると、スクリーンセーバーディスプレイリストで選択したスクリーンセーバーディスプレイのオプションを表示できる 

  3. 拡張機能を設定するには、「拡張」タブをクリックします。次の表に、「 拡張」タブセクションのダイアログ要素を示します。

    設定 

    機能 

    「デスクトップ画像を操作対象にする」

    一部のスクリーンセーバーでは、デスクトップのスクリーンショットを撮ることができるため、そのスクリーンショットを使用してスクリーンセーバーディスプレイを作成できる。スクリーンセーバーでデスクトップのスクリーンショットを撮る場合は、このオプションを選択する 

    「ビデオ入力を操作対象にする」

    一部のスクリーンセーバーでは、ビデオのフレームを取り込めるため、取り込んだ画像を使用してスクリーンセーバーディスプレイを作成できる。システムにビデオキャプチャカードがある場合、このオプションを選択すると、スクリーンセーバーでビデオのフレームを取り込むことができる 

    「画像をランダムに選択」

    指定したディレクトリ内の画像をスクリーンセーバーに使用する場合に選択する。ディレクトリのパスをフィールドに入力する。または、「参照」をクリックしてダイアログを表示し、ディレクトリを選択する

    「診断情報」

    スクリーンセーバーの診断情報を表示する場合に選択する 

    「サブプロセスのエラーを表示する」

    画面上のスクリーンセーバーのサブプロセスに関連するエラーを表示する場合に選択する 

    「起動時にスプラッシュスクリーンを表示する」

    Xscreensaver を開始したときに、Xscreensaver が「スプラッシュ」ダイアログを表示するようにする場合に選択する

    「パワーマネージメントを有効にする」

    モニタの電源管理機能を有効にする場合に選択する。電源管理機能は、モニタを使用していないときの電力消費を削減する 

    「スタンバイ」

    モニタが予備モードになるまでの時間を指定する。モニタが待機モードになると、画面は空白になる 

    「サスペンド」

    モニタが省電力モードになるまでの時間を指定する 

    「電源 OFF」

    モニタの電源を切るまでの時間を指定する 

    「カラーマップをインストールする」

    スクリーンセーバーがアクティブのとき、専用のカラーマップをインストールする場合に選択する。専用のカラーマップを使用することで、特定のスクリーンセーバーディスプレイの画像品質を改善できる 

    「スクリーンセーバーをフェードインする」

    スクリーンセーバーを起動するときに、徐々に黒の画面を表示したい場合に選択する 

    「スクリーンセーバーをフェードアウトする」

    スクリーンセーバーを停止するときに、表示を徐々に黒から画面の内容へ表示したい場合に選択する 

    「フェードする時間」

    スクリーンセーバーを起動するときに、黒にフェードする時間を指定します 

  4. 「ウィンドウを閉じる」 ウィンドウフレームボタンをクリックして、「XScreenSaver」ダイアログを閉じます。