GNOME 2.0 問題の解決方法 (Solaris 版)

7.3 x86 システム用にマウスを構成する

問題 

x86 版で GNOME デスクトップを実行しているとき、2 ボタンマウスも 3 ボタンマウスも正しく動作しません。 

解決方法 

ほとんどの GNOME アプリケーションには 3 ボタンマウスが必要です。次のことを実行する必要があります。  

  • 3 ボタンマウスの場合 : 3 番目のボタンを有効にします。

  • 2 ボタンマウスの場合 : 2 つのボタンを同時にクリックすることで 3 番目のボタンをエミュレートします。

3 番目のマウスボタンを有効にしたり、3 ボタンマウスをエミュレートするには、次の手順を実行します。  

  1. ログイン画面から「オプション」->「コマンド行ログイン」を選択します。

  2. Return を押して、root としてログインします。

  3. 次のコマンドを入力します。 kdmconfig

    kdmconfig コマンドは Solaris Device Configuration Assistant を実行して、現在のシステム構成を表示します。このプログラムはキーボード入力だけを受け入れます。メニュー内を移動するには、表 7–1 にあるキーを使用します。

  4. メインメニューから「Change Pointing Device/Mouse」を選択します。

  5. F2 キーを押して、次の画面に進みます。

  6. 適切なマウスのタイプまたはエミュレーションを選択します。

  7. F2 キーを押して、メイン画面に戻ります。Pointer Device が視覚的に変化しているはずです。

  8. F2 キーを押して、テスト画面を表示します。

  9. 画面が正しく表示されている場合、「YES」をクリックします。

  10. 次のコマンドを入力して、コンソール画面を終了します。 Exit

 

システムは 3 ボタンマウスを使用するように正しく設定されました。 

表 7–1 Solaris Device Configuration Assistant でのナビゲーションキー

キー 

機能 

下向き矢印 

メニュー内でカーソルを下に移動します。 

上向き矢印 

メニュー内でカーソルを上に移動します。 

F2 

次の画面に進みます。 

F3 

保存せずに終了します。 

Return 

オプションを選択します。