この節では、Sun GlassFish Enterprise Server v3 Prelude 製品をインストールする前に満たしている必要のある要件を示します。
Sun GlassFish Enterprise Server v3 Prelude では、インストールのために最小 200M バイトのディスク空き容量と、実行のために 100M バイトのメモリーが必要です。
次の表に、サポートされるオペレーティングシステム、最小メモリー、推奨メモリー、最小ディスク容量、推奨ディスク容量、Java 仮想マシンを示します。
表 1–2 サポートされるオペレーティングシステム
オペレーティングシステム |
最小メモリー |
推奨メモリー |
最小ディスク容量 |
推奨ディスク容量 |
Java 仮想マシン |
---|---|---|---|---|---|
SolarisTM オペレーティングシステム |
|||||
Solaris 10 (SPARCTM プラットフォーム) |
512M バイト |
512M バイト |
250M バイトの空き領域 |
500M バイトの空き領域 |
J2SETM 5.0 Java SE 6 |
Solaris 10 (x86 プラットフォーム) |
512M バイト |
512M バイト |
250M バイトの空き領域 |
500M バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
OpenSolarisTM |
512M バイト |
512M バイト |
250M バイトの空き領域 |
500M バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
Linux |
|||||
RedHat Enterprise Linux 5.0 |
512M バイト |
1G バイト |
250M バイトの空き領域 |
500M バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
RedHat Enterprise Linux 4.0 |
512M バイト |
1G バイト |
250M バイトの空き領域 |
500M バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
SuSE Linux Enterprise Server 10 |
512M バイト |
1G バイト |
250M バイトの空き領域 |
500M バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
Ubuntu Linux 8.0.4 |
512M バイト |
1G バイト |
250M バイトの空き領域 |
500M バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
Windows |
|||||
Windows XP Professional SP2 |
1G バイト |
2G バイト |
500M バイトの空き領域 |
1G バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
Windows Vista (Business エディション) |
1G バイト |
2G バイト |
500M バイトの空き領域 |
1G バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
Windows 2008 |
1G バイト |
2G バイト |
500M バイトの空き領域 |
1G バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
MacOS |
|||||
MacOS X 10.4 および 10.5 |
1G バイト |
2G バイト |
500M バイトの空き領域 |
1G バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
UNIXTM プラットフォームでは、オペレーティングシステムのバージョンを uname コマンドで確認できます。ディスク容量は df コマンドで確認できます。
Microsoft Windows プラットフォームで Enterprise Server を実行している場合は、FAT や FAT32 ではなく NTFS ファイルシステムを使用します。
システムの仮想化は、複数のオペレーティングシステム (OS) インスタンスを共用ハードウェア上で個別に実行できるようにするテクノロジです。機能的にいうと、仮想化された環境でホストされる OS に配備されたソフトウェアは、通常はベースとなるプラットフォームが仮想化されていることを認識しません。Sun では、精選されたシステムの仮想化と OS の組み合わせについて、その Sun Java System 製品のテストを行っています。これは、Sun Java System 製品が、適切な規模と構成の仮想化された環境で、仮想化されていないシステム上の場合と同様に引き続き機能することを実証するためのテストです。仮想化された環境における Sun Java System 製品のサポートについては、System Virtualization Support in Sun Java System Products を参照してください。
Enterprise Server v3 Prelude をインストールするには、一時ディレクトリに最小 35M バイトの空き容量が必要です。
利用可能な未使用ポートが six 個必要です。
インストールプログラムは、使用されているポートを自動的に検出し、その時点で未使用のポートをデフォルトの設定として示します。
次の表に、最初のデフォルトポート割り当てを示します。これらのデフォルトポート番号が使用されている場合、インストールプログラムは動的なポート範囲からランダムに選択されたポート番号を割り当てます。選択されるポート番号は、次に使用可能なポート番号ではない場合があります。
表 1–3 Enterprise Server v3 Prelude のデフォルトポート割り当て
ポート番号 |
用途 |
---|---|
4848 |
管理コンソール |
8080 |
HTTP |
8081 |
HTTPS |
8686 |
Pure JMX Client |
3700 |
IIOP |
3820 |
IIOP/SSL |
3920 |
双方向認証を使用する IIOP/SSL |
Solaris 10 オペレーティングシステムを使用している場合は、次の表のとおりプラットフォームに適したパッチを適用する必要があります。
プラットフォーム |
パッチ番号 |
---|---|
SPARC プラットフォーム |
119963-08 |
x86 プラットフォーム |
119964-08 |
これらのパッチは SunSolveSMWeb サイト から入手できます。「パッチ検索」セクションのテキストボックスにパッチ番号を入力して、「Find Patch」ボタンをクリックします。
Solaris 10 OS (x86、SPARC プラットフォーム) を使用している場合は、Sun が推奨するパッチクラスタが適用されていることを確認してください。このパッチクラスタは SunSolveWeb サイト から入手できます。「ダウンロード」セクションで「推奨 & セキュリティパッチ 」のリンクをクリックします。ライセンス契約書が表示されたら、「Agree」ボタンをクリックします。
Sun GlassFish Enterprise Server v3 Prelude に必要な JDK の動作が保証されている最小バージョンは 1.5.0_15 です。
次の表に、Java EE の互換性要件を満たすデータベースとドライバを示します。サポートされる Sun GlassFish Enterprise Server v3 Prelude のすべての構成には、Java DB とドライバなど、この表のデータベースとドライバの組み合わせが少なくとも 1 組含まれている必要があります。また、Enterprise Server は Java DataBase Connectivity (JDBCTM) テクノロジを通じ、対応する JDBC API をサポートするドライバ (JDBC ドライバ) によってほかの任意のデータベース管理システム (DBMS) との接続をサポートするよう設計されています。
表 1–4 Java EE 互換の JDBC ドライバ
JDBC ドライバベンダー |
JDBC ドライバのタイプ |
サポートされるデータベースサーバー |
---|---|---|
MySQL Connector/J Driver 5.0 |
Type 4 |
MySQL 5.0 |
JavaDB 10.2.0 |
Type 4 |
Derby 10.2 |
Oracle 10G |
Type 4 |
Oracle 10g |
通常、Sun GlassFish Enterprise Server v3 Prelude は Java EE 仕様に適合するすべての JDBC ドライバをサポートします。
次の表に、サポートされるブラウザとバージョンを示します。
表 1–5 サポートされている Web ブラウザ
ブラウザ |
バージョン |
---|---|
Mozilla |
1.7.12 |
Internet Explorer |
6.0 および 7.0 |
Firefox |
2.o |
SeaMonkey |
1.0 |