この節では、次の Sun GlassFish v3 Prelude Enterprise Server の制限事項について説明します。
以前のインストールから Enterprise Server v3 Prelude へのアップグレードシナリオはサポートされていません。コマンド行インタフェースと設定は、互換性があります。
domain.xml ファイル内の application-root 属性に関するデフォルト設定を変更することはできません。
ドメイン要素の domain.xml ファイル内の application-root 属性は、ユーザーが配備するときにアプリケーションのアーカイブをどこに展開するかを指定するためのものです。
現在、Enterprise Server v3 Prelude ではこの属性ですべての場所を指定できるわけではありません。属性の用途の一部として、アプリケーションは ${com.sun.aas.instanceRoot}/applications に展開されることを想定しています。
asadmin コマンドのヘルプには、Sun GlassFish Enterprise Server v3 Prelude では一部のオプションをサポートしていないことが記載されています。次に例を示します。
--target オプションなど、クラスタおよび複数のサーバーインスタンスに関するオプション
--profile オプションなど、プロファイルに関するオプション
サポートされていないオプションを指定しても、構文エラーは発生しません。コマンドは正常に実行されますが、サポートされないオプションは無視されます。
asadmin コマンドのヘルプの例に、マルチモード操作でのコマンドが記載されています。Sun GlassFish Enterprise Server v3 Prelude では、マルチモード操作をサポートしていません。すべての asadmin コマンドを、オペレーティングシステムのコマンド行に個別に入力する必要があります。
セキュリティーマネージャーによるセキュリティー保護モードはサポートされていません。