以下の手順を実行して、VxVM でインストールする各ノードに VERITAS Volume Manager (VxVM) ソフトウェアをインストールします。VxVM は、クラスタのすべてのノードにインストールすることも、あるいは、VxVM が管理するストレージデバイスに物理的に接続されたノードにだけインストールすることもできます。
次の作業を実行します。
クラスタ内にあるすべてのノードがクラスタモードで動作していることを確認します。
インストールに必要な VERITAS Volume Manager (VxVM) ライセンスキーを入手します。
VxVM のインストールマニュアルを用意します。
VxVM をインストールするクラスタノードでスーパーユーザーになります。
ノードの CD-ROM ドライブに VxVM CD-ROM を挿入します。
VxVM インストールガイドの手順に従って、VxVM ソフトウェアとライセンスをインストールして構成します。
clvxvm ユーティリティーを非対話式モードで実行します。
phys-schost# clvxvm initialize |
clvxvm ユーティリティーは、必要なインストール後の作業を実行します。clvxvm ユーティリティーはまた、クラスタ規模の vxio ドライバメジャー番号を選択して構成します。詳細については、clvxvm(1CL) のマニュアルページを参照してください。
SPARC:VxVM クラスタ機能を有効にする場合、クラスタ機能ライセンスキーを指定していない場合は、これを指定します。
ライセンスの追加方法については、VxVM のマニュアルを参照してください。
(省略可能) VxVM GUI をインストールします。
VxVM GUI のインストールの詳細については、VxVM のマニュアルを参照してください。
CD-ROM を取り出します。
Sun Cluster ソフトウェアをサポートするための VxVM パッチをインストールします。
パッチおよびインストール手順の場所については、『Sun Cluster 3.2 2/08 Release Notes for Solaris OS』の「Patches and Required Firmware Levels」を参照してください。
手順 1 から手順 8 を繰り返して、追加のノードに VxVM をインストールします。
SPARC:VxVM クラスタ機能を有効にするには、VxVM をクラスタのすべてのノードにインストールする必要があります。
VxVM で 1 つ以上のノードをインストールしない場合は、VxVM 以外の各ノード上で/etc/name_to_major ファイルを変更します。
VxVM をインストールしたノード上で、vxio メジャー番号の設定を調べます。
phys-schost# grep vxio /etc/name_to_major |
VxVM をインストールしないノードでスーパーユーザーになります。
/etc/name_to_major ファイルを編集して、vxio メジャー番号を NNN (手順 a で調べた番号) に設定するエントリを追加します。
phys-schost# vi /etc/name_to_major vxio NNN |
vxio エントリを初期化します。
phys-schost# drvconfig -b -i vxio -m NNN |
VxVM をインストールしないほかのすべてのノードで、手順 a から 手順 d までを繰り返します。
この作業が終了したとき、クラスタ内にある各ノードで /etc/name_to_major ファイルの vxio エントリが同じである必要があります。
ルートディスクグループを作成する場合は、「SPARC: ルートディスクをカプセル化する」または 「ルート以外のディスクにルートディスクグループを作成する」に進みます。
それ以外の場合は、手順 12に進みます。
ルートディスクグループの作成は任意です。
VxVM をインストールした各ノードを再起動します。
phys-schost# shutdown -g0 -y -i6 |
ルートディスクグループを作成する場合は、「SPARC: ルートディスクをカプセル化する」または 「ルート以外のディスクにルートディスクグループを作成する」に進みます。
それ以外の場合は、ディスクグループを作成します。「クラスタへのディスクグループの作成」に進みます。