Sun Cluster データサービス開発ガイド (Solaris OS 版)

リソースタイプモニターコードの実装

クラスタ管理者は Sun Cluster 3,0 のアップグレード対応のリソースタイプを登録できます。ただし、Sun Cluster ではバージョン接尾辞の付かないリソースタイプ名が記録されます。このリソースタイプのモニターコードを Sun Cluster 3.0 および Sun Cluster 3.1 で正しく実行するためには、そのモニターコードで次の命名規則の両方を処理できるようにする必要があります。

vendor-id.resource-type:rt-version
vendor-id.resource-type

リソースタイプ名の形式は、「リソースタイプ名の形式」で説明されています。

クラスタ管理者は、2 つの異なる名前の下で、同じバージョンのリソースタイプを 2 回登録することはできません。モニターコードが正しい名前を判断できるようにするには、モニターコードで次のコマンドを呼び出します。

scha_resourcetype_get -O RT_VERSION -T VEND.myrt
scha_resourcetype_get -O RT_VERSION -T VEND.myrt:vers

続いて、出力値と vers を比較します。vers の特定の値に対して、これらのコマンドのいずれか 1 つのみが成功します。