Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)

Procedureディスクパスの状態エラーを解決する

次のイベントが発生すると、DPM が障害の発生したパスがオンラインになっても、そのパスの状態を更新しない可能性があります。

起動時に監視対象の DID デバイスを利用できず、このため DID インスタンスが DID ドライバにアップロードされないため、不正なディスクパス状態が報告されます。このような状態が発生する場合は、手動で DID 情報を更新します。

  1. 一方のノードから、グローバルデバイス名前空間を更新します。


    # cldevice populate
    
  2. 次の手順に進む前に、各ノードでコマンド処理が完了していることを確認します。

    このコマンドは、1 つのノードからのみ実行されても、リモートからすべてのノードで実行されます。コマンドが処理を終了したかどうかを確認するには、クラスタの各ノードで次のコマンドを実行します。


    # ps -ef | grep scgdevs
    
  3. DPM ポーリングタイムフレーム内で障害の発生したディスクパスの状態が OK になっていることを確認します。


    # cldevice status disk-device
    
    Device Instance               Node                  Status
    ---------------               ----                  ------
    dev/did/dsk/dN                phys-schost-1         Ok