Sun Cluster HA for Oracle パッケージをインストールする各クラスタノードに対して、この手順を実行します。
コマンド行インターフェース (CLI) またはグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) を使用して、Sun Java Enterprise System Common Installer を実行することができます。CLI および GUI の内容および順序は類似しています。
このデータサービスを構成して非大域ゾーンで実行することを計画している場合でも、グローバルゾーンにこのデータのパッケージをインストールします。パッケージは、任意の既存の非大域ゾーンおよびパッケージをインストールしたあとに作成された非大域ゾーンに伝達されます。
Sun JavaTM Availability Suite DVD-ROM があることを確認します。
GUI を使用して Sun Java Enterprise System Common Installer を実行することを意図している場合、DISPLAY 環境変数が設定されていることを確認します。
データサービスパッケージをインストールするクラスタノード上で、スーパーユーザーになります。
Sun Java Availability Suite DVD-ROM を DVD-ROM ドライブに読み込みます。
ボリューム管理デーモン vold(1M) が実行中で、DVD-ROM デバイスを管理するために設定されている場合、デーモンは自動的に DVD-ROM を /cdrom ディレクトリにマウントします。
DVD-ROM の Sun Java Enterprise System Common Installerディレクトリに移動します。
Sun Java Enterprise System Common Installer を起動します。
# ./installer |
プロンプトが表示されたら、ライセンス契約を受け入れます。
Sun Java Enterprise System コンポーネントがインストールされている場合、コンポーネントを更新するか、新しいソフトウェアをインストールするかを選択するプロンプトが表示されます。
使用可能なサービスの Sun Cluster エージェントのリストから、Oracle のデータサービスを選択します。
英語以外の言語のサポートが必要な場合、多言語パッケージをインストールするオプションを選択します。
英語のサポートは常にインストールされます。
データサービスを今すぐまたはあとで構成するかを尋ねるプロンプトが表示されたら、[あとで構成] を選択します。
[あとで構成] を選択して、インストール後に構成を実行します。
画面の指示に従い、データサービスパッケージをノード上にインストールします。
Sun Java Enterprise System Common Installer によって、インストールの状態が表示されます。インストールが完了すると、ウィザードによってインストールの概要およびインストールログが表示されます。
(GUI のみ) 製品を登録せず、製品のアップデートを受け取らない場合は、製品登録オプションを選択解除します。
CLI では製品登録オプションは使用できません。CLI を使用して Sun Java Enterprise System Common Installer を実行している場合は、このステップは省略します。
Sun Java Enterprise System Common Installer を終了します。
DVD-ROM ドライブから、Sun Java Availability Suite DVD-ROM を読み取り解除します。
Sun Cluster HA for Oracle を登録し、データサービス用にクラスタを設定するには、「Sun Cluster HA for Oracle の登録と構成」を参照してください。