Sun Cluster の Oracle 用データサービス (Solaris OS 版)

ProcedureOracle カーネルパラメータの設定方法

defaultプロジェクトは RGM がデータサービスを実行するためにを使用します。そのため default プロジェクトは Oracle に必要なリソースが含まれるように変更されます。Oracle を実行するために特定の SRM プロジェクトを使用したい場合は、プロジェクトを作成し、そのプロジェクトのシステムリソースを同じ手順で構成する必要があります。default に代わるプロジェクトの名前を指定します。リソースグループまたは Oracle サーバーのリソースを構成する場合、リソースグループまたはリソースの対応するプロパティーにそのプロジェクトの名前を指定します。

  1. default プロジェクトの設定を表示します。


    phys-X# prctl -i project default
    
  2. カーネルパラメータがまったく設定されていない場合や、いずれかのカーネルパラメータが Oracle に必要な最小値 (次の表を参照) に設定されていない場合は、パラメータを設定します。


    phys-X# projmod -s -K "parameter=(priv,value,deny)" default
    

    Oracle のカーネルパラメータ 

    必要な最小値 

    process.max-sem-nsems

    256 

    project.max-sem-ids

    100 

    project.max-shm-ids

    100 

    project.max-shm-memory

    4294967295 

    これらのパラメータの詳細については、Oracle10g インストールガイドを参照してください。

  3. 新しい設定を確認します。


    phys-X# prctl -i project default