Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 配備計画ガイド

1 層 Instant Messaging アーキテクチャー

1 層アーキテクチャーは、アクセス層とデータ層に分割されません。Instant Messaging サーバー、マルチプレクサ、場合によってはディレクトリサーバーが 1 つの層にインストールされます。次の図は、この概念を示したものです。

図 22–2 簡略化した 1 層 Instant Messaging アーキテクチャー

この図は、Instant Messaging サーバー、ディレクトリサーバー、マルチプレクサ、エンドユーザーに対する単純な 1 層配備を示しています。

2 層アーキテクチャーと比較して、1 層アーキテクチャーはハードウェアへの初期投資が少なくて済みます。しかし、1 層アーキテクチャーを選択した場合は、保守のためにかなりの停止時間を見込んでおく必要があります。

1 層アーキテクチャーのサイズを設定するには、次の事項を考慮する必要があります。

  1. 必要に応じて SSL 用の CPU を追加します。

  2. サービス拒否攻撃について考慮します。

  3. クライアント接続数の増加に対応するためのディスクを追加します。

  4. 各マルチプレクサ用にディスクを追加します。

1 層アーキテクチャーおよび 2 層アーキテクチャーにおける Instant Messaging コンポーネントのサイズ決定に関する特別な手順については、ご購入先のクライアントサービス担当者に連絡してください。