Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.1 管理ガイド

バイナリ属性サブタイプの使用

DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。

attribute;binary サブタイプは、実際の構文にかかわらず、値がバイナリデータとして LDAP 上を転送されることを示しています。このサブタイプは、userCertificate など、LDAP 文字列表現を持たない複雑な構文用に設計されたものです。この目的以外でバイナリサブタイプを使用しないでください。

ldapmodify コマンドで使用する場合は、どの LDIF 文でも、属性名に適切なサブタイプを追加できます。

バイナリ値を入力するには、LDIF テキストに直接入力するか、別のファイルから読み取ります。次の例は、ファイルから読み取る LDIF の構文を示しています。


$ ldapmodify -h host1 -p 1389 -D cn=admin,cn=Administrators,cn=config -w -
Enter bind password:
version: 1
dn: uid=bjensen,ou=People,dc=example,dc=com
changetype: modify
add: userCertificate;binary
userCertificate;binary:< file:///local/cert-file

ファイル名の指定に :< 構文を使用するには、LDIF 文を version: 1 という行から開始する必要があります。ldapmodify がこの文を処理するときに、このツールは、指定ファイルの内容全体から読み取った値を属性に設定します。