次に示す手順では、サフィックスをディレクトリに格納する方法を示します。サーバーは、「ディレクトリデータのみのバックアップ」で説明した手順で、あらかじめバックアップされている必要があります。レプリケーションアグリーメントに関連するサフィックスを復元する前に、「レプリケートされたサフィックスの復元」をお読みください。
復元の処理中には、サーバーを停止しないでください。サーバーを復元すると既存のデータベースファイルが上書きされるため、バックアップのあとに行なった変更は失われます。
DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。
サーバーを復元するには、次のコマンドのいずれかを使用します。
サーバーがローカルにあり、停止している場合は、次のように入力します。
$ dsadm restore instance-path archive-dir |
たとえば、バックアップをバックアップディレクトリから復元するには、次のように入力します。
$ dsadm restore /local/ds/ local/ds/bak/2006_07_01_11_34_00 |
サーバーがリモートにあり、実行中の場合は、次のように入力します。
$ dsconf restore -h host -p port archive-dir |
たとえば、バックアップをバックアップディレクトリから復元するには、次のように入力します。
$ dsconf restore -h host1 -p 1389 /local/ds/bak/2006_07_01_11_34_00 |
これらのコマンドの詳細については、dsadm(1M) および dsconf(1M) のマニュアルページを参照してください。
Directory Server では、次のディレクトリ内に、dse.ldif ファイルのバックアップコピーが 2 つ作成されます。
instance-path/config |
dse.ldif.startOK ファイルには、サーバー起動時に dse.ldif ファイルのコピーが記録されます。dse.ldif.bak ファイルには、dse.ldif ファイルに加えられた最新の変更内容のバックアップが含まれます。最新の変更内容を含むファイルを自分のディレクトリにコピーします。
この手順の一部として、DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細については、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。手順のその他の部分は、コマンド行を使用した場合にのみ実行できます。