Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.1 配備計画ガイド

Directory Server のレプリケーション

Directory Server では、ディレクトリデータをレプリケートすることで、配備内のサーバーの可用性を高め、サーバー間の負荷分散を行えるようになっています。Directory Server では、複数の読み書き (マスター) レプリカを一緒に配備できます。

サーバーはこれを可能にするために、内部的にディレクトリデータへの変更を追跡します。同じデータが複数の読み書きレプリカ上で変更されても、Directory Server はその変更をすべてのレプリカ上で解決できます。これらの変更を追跡するためのデータは、レプリケーション時に必要とされなくなるまで、保持しておく必要があります。デフォルトで、変更は 7 日間保持されます。ディレクトリデータに多数の変更が加えられると、このデータは非常に大きくなる可能性があります。大きな複数値属性に変更が加えられる場合は特にそうです。

Directory Server のレプリケーションの詳細については、『Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.1 Reference』の第 4 章「Directory Server Replication」を参照してください。