Sun Java System Web Server 6.1 2004Q2 SP2 リリースノート |
Sun Java System Web Server リリースノート
バージョン 6.1 SP2
Part No. 817-7570
2004 年 4 月
Sun Java System Web Server 6.1 2004Q2 SP2 (以後 Sun Java System Web Server 6.1 SP2) には、重要なセキュリティ脆弱性の修正が含まれています。Sun Java System Web Server のすべてのユーザー、特に Secure Sockets Layer (SSL) バージョン 3 または Transport Security Layer (TLS) を使用したサイトのユーザーは、このサービスパックをインストールすることを強くお勧めします。このリリースでは、HP-UX および AIX プラットフォームに対するサポートも提供されています。
このリリースノートには、機能および拡張機能、既知の制限と問題、技術情報、その他の情報の入手先についてなど、Sun Java System Web Server 6.1 SP2 がリリースされた時点で利用できる重要な情報が含まれています。ソフトウェアのインストールおよび構成の前にリリースノートを確認し、その後も定期的に最新の情報を参照してください。
Sun Java System Web Server 6.1 の完全なマニュアルは以下の場所から入手できます。
http://docs.sun.com/db/prod/entsys?l=jaこのリリースノートには、以下の項目があります。
機能および拡張機能Sun Java Sytem Web Server では、以下の機能および拡張機能が提供されています。
Java Servlet 2.3 および JavaServer Pages (JSP) 1.2 のサポート
Sun Java Sytem Web Server では、Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) 準拠の Java Servlet 2.3 および JavaServer Pages (JSP) 1.2 仕様が実装されています。J2EE 準拠の Web コンテナにより、Java テクノロジ標準準拠の Web アプリケーションの設計と配備に必要な柔軟性と信頼性が提供されます。Web アプリケーションは、仮想サーバーごとに配備できます。
これらのテクノロジについては、次のリソースを参照してください。
- JavaServer Pages
http://java.sun.com/products/jsp/index.htmlSun Java System Web Server のサーブレットおよび JSP の開発については、『Sun Java System Web Server 6.1 Programmer's Guide to Web Applications』を参照してください。
J2SE プラットフォーム 1.4.2_04 JDK/JRE のサポート
Sun Java System Web Server は、Java 2 Platform, Standard Edition (J2SE) 1.4.2_04 以降をサポートしています (32 ビットのみ。64 ビットはサポートしていない)。J2SE ソフトウェアは Web Server に付属しており、選択すれば、Web Server のインストール中にインストールされます。Web Server のインストール後に、独自の JDK をインストールすることもできます。管理サーバーの使用を計画している場合は、JDK をインストールする必要があります。
WebDAV のサポート
Sun Java System Web Server は、WebDAV (Web-based Distributed Authoring and Versioning) プロトコルをサポートしているため、以下の機能を利用した Web パブリッシングが可能です。
WebDAV は、コンテンツのメタデータ、ネームスペース管理、および上書き保護を統合的にサポートします。これらのテクノロジは、WebDAV をサポートする多くのオーサリングツールに組み込まれ、協同作業環境のための理想的な開発プラットフォームを提供します。
NSAPI フィルタのサポート
Sun Java System Web Server のリリース 6.1 では、NSAPI (Netscape Server Application Programmer's Interface) フィルタをサポートするために、NSAPI が拡張されています。
フィルタを使用すると、HTTP 要求および応答ストリームをカスタム処理できます。つまり、ある機能に対して提示されたコンテンツ、またはある機能によって生成されたコンテンツを横取りしたあと、それらを変更することが可能になります。たとえば、あるプラグインで、別の SAF (Server Application Function) によって生成された XML ページを横取りする NSAPI フィルタをインストールして、その XML ページをクライアントにとって適切な HTML、XHTML または WAP ページに変換することができます。あるいは、NSAPI フィルタが、クライアントから受信したデータを、別のプラグインに提示する前に解凍することもできます。
詳細は、『Sun Java System Web Server 6.1 NSAPI Programmer's Guide』を参照してください。
HTTP 圧縮のサポート
Sun Java System Web Server は、コンテンツ圧縮をサポートしています。この機能により、コンテンツ量に合わせてハードウェアコストを増加させることなく、クライアントへの配信スピードを速め、より多くのコンテンツを提供できるようになります。コンテンツ圧縮により、コンテンツのダウンロード時間が減少します。これは、ダイアルアップ接続やトラフィックの多い接続を使用するユーザーにとって非常に重要な利点です。
詳細は、『Sun Java System Web Server 6.1 管理者ガイド』を参照してください。
検索エンジンのサポート
Sun Java System Web Server は、フルテキストの検索インデックス作成と検索を提供する Java ベースの検索エンジンをサポートしています。検索機能を使用すると、ユーザーはサーバー上のドキュメントを検索して、結果を Web ページに表示できます。サーバー管理者は、ユーザーが検索対象とするドキュメントのインデックスを作成し、固有のニーズに合わせて検索インタフェースをカスタマイズできます。
エンドユーザーが検索機能にアクセスするために使用できるデフォルトの URL は、次のとおりです。
http://<server-instance>:port number/search
例 :
http://plaza:8080/search
エンドユーザーがこの URL を呼び出すと、Java Web アプリケーションである「検索」ページが開きます。
キーワード、およびオプションのクエリ演算子を含む、基本および高度な検索を実行する詳細な手順については、検索エンジンに付属のオンラインヘルプを参照してください。これらの情報にアクセスするには、「検索」ページの「ヘルプ」リンクをクリックしてください。
詳細は、『Sun Java System Web Server 6.1 管理者ガイド』を参照してください。
強化されたセキュリティ
Sun Java System Web Server では、フラットファイル認証を使用してアクセスを制限できます。Sun Java System Web Server のリリース 6.1 では、Java セキュリティマネージャがサポートされています。セキュリティマネージャは、製品のインストール時には、デフォルトで無効になっています。これは、ある種のアプリケーションでは、パフォーマンスが際立って向上する可能性があるためです。セキュリティマネージャを有効にすると、J2EE Web アプリケーションに与える権限を制限することにより、セキュリティを向上させることができます。 セキュリティマネージャを有効にするには、server.xml ファイル内のエントリのコメントを外します。
<JVMOPTIONS>-Djava.security.manager</JVMOPTIONS>
<JVMOPTIONS>-Djava.security.policy=instance_dir/config/server.policy</JVMOPTIONS>ここで、 instance_dir は、このサーバーインスタンスのインストールディレクトリへのパスです。
server.xml の詳細は、Sun Java System Web Server 6.1 の『Administrator's Configuration File Reference』を参照してください。
JNDI のサポート
Sun Java System Web Server は、JNDI (Java Naming and Directory Interface) をサポートします。JNDI により、多種多様なエンタープライズのネーミングサービスおよびディレクトリサービスへのシームレスな接続が可能になります。
JDBC のサポート
Sun Java System Web Server は、シームレスな JDBC (Java DataBase Connectivity) を提供し、業界標準の JDBC ドライバからカスタマイズされた JDBC ドライバまで幅広くサポートしています。
Sun ONE Studio 5 のサポート
Sun Java System Web Server は、Sun ONE Studio 5, Standard Edition をサポートしています。Sun ONE Studio テクノロジは、Java テクノロジ開発者のために Sun が提供する、強力で拡張可能な統合開発環境 (IDE) です。 Sun ONE Studio 5 は、NetBeans5 ソフトウェアに基づき、Sun ONE プラットフォームと統合されています (Sun Java System Web Server 6.1 は、NetBeans 3.5 および 3.5.1 もサポート)。
Sun ONE Studio は、Sun Java System Web Server 6.1 SP2 がサポートするすべてのプラットフォームでサポートされています。Web Server のプラグインは、以下の方法で入手できます。
- Sun Java System Web Server メディアキットの付属 CD
- Sun ONE Studio の AutoUpdate 機能の使用
- Sun Java System Web Server のダウンロードセンター (以下の URL) から
http://wwws.sun.com/software/download/products/3f567f91.htmlSun Java System Web Server 6.1 SP2 の Sun ONE Studio 5 プラグインは、ローカルの Web Server でのみ動作します (つまり、IDE と Web Server は同じマシン上に配備)。
Sun Java System Web Server の Sun ONE Studio 5 プラグインの動作は、Sun ONE Application Server 7 のプラグインの動作と同じです。Sun ONE Studio 5 での Web アプリケーション機能の使用については、以下のチュートリアルを参照してください。
http://developers.sun.com/prodtech/javatools/jsenterprise/learning/tutorials/cdshop.pdfSun Java System Web Server 6.1 SP2 インスタンスをデフォルトに設定してから、チュートリアルで説明されている操作を実行してください。
以下の NetBeans のチュートリアルも参照してください。
http://usersguide.netbeans.org/tutorials/webapps/index.htmlSun ONE Studio 5 の詳細は、以下のサイトをご覧ください。
http://www.sun.com/software/sundev/jde/開発者向けの追加リソースについては、このリリースノートの「その他の Sun のリソース」を参照してください。
デバッグのための Sun ONE Studio 5 の使用
デバッグモードで起動したリモート Web Server に IDE を手動で接続する場合、Sun ONE Studio 5 を「リモートデバッグ」用に使用できます。手順は、次のとおりです。
Active Server Pages のサポート
Sun Java System Web Server 6.1 SP2 は、Sun ONE Active Server Pages バージョン 4.0.1 (以前の Sun Chili!Soft ASP) を通じて Active Server Pages 3.0 仕様をサポートします。Sun ONE Active Server Pages により、Sun Java System Web Server に安全な企業レベルの Active Server Pages エンジンが追加されます。
Sun Java System Web Server 6.1 SP2 は、以下のプラットフォーム上で Sun ONE Active Server Pages 4.0.1 をサポートします。
Sun Java System Web Server にインストールする場合は、Sun ONE Active Server Pages のライセンスは必要ありません。Sun ONE Active Server Pages インストーラは、Sun Java System Web Server メディアキットを購入した場合は、付属 CD に含まれています。以下の場所からダウンロードすることもできます。
http://wwws.sun.com/software/chilisoft/index.html以下の点に注意してください。
Sun ONE Active Server Pages の詳細については、上記の URL をご覧ください。
PHP 互換性
Sun Java System Web Server 6.1 SP2 は、多目的で幅広く使用されるオープンソース Web スクリプト言語である PHP と互換性があります。PHP はすべての主要なオペレーティングシステム上で動作します。
Sun Java System Web Server 6.1 SP2 で使用する場合は、PHP バージョン 4.3.2 を推奨します。Sun Java System Web Server 固有の PHP 関連のインストールと設定についての情報は、以下を参照してください。
http://www.php.net/manual/en/install.netscape-enterprise.phpNSS 3.3.10 および NSPR 4.1.6 のサポート
Sun Java System Web Server 6.1 SP2 においてサポートされる NSS が、3.3.5 (バージョン 6.1) から 3.3.10 にアップグレードされました。NSS は、セキュリティ機能が有効なサーバーアプリケーションを複数のプラットフォーム間で開発するために設計された、ライブラリのセットです。Sun Java System Web Server 6.1 SP2 は NSPR 4.1.6 もサポートしています。
強化されたハードウェアアクセラレータ暗号化のサポート
Sun Java System Web Server では、Web サーバー上の SSL のパフォーマンスを強化する暗号化アクセラレータボード Sun Crypto Accelerator 4000 に対するハードウェアアクセラレータがサポートされています。
サポートされるプラットフォームSun Java System Web Server 6.1 SP2 は、Solaris、HP-UX、AIX、Linux、および Windows プラットフォーム上にインストールできます。次の表は、プラットフォームのサポートについてまとめたものです。インストール要件の詳細は、このリリースノートの「必要なパッチ」および『Sun Java System Web Server 6.1 Installation and Migration Guide』の第 2 章を参照してください。
注: HP-UX 11i は PA-RISC プラットフォーム上でのみサポートされます。
*iPlanet Web Server 6.0 では、古い SPARC CPU はサポートされません。Sun Java System Web Server 6.1 では引き続き UltraSPARC アーキテクチャがサポートされます。
**Sun または iForce によるパートナープロフェッショナルサービスを強くお勧めします。
***以下の Linux オペレーティングシステムのサポートは「廃止」と表記されることになりました。Sun Java System Web Server 6.0 製品の次のリリースで削除される予定です。
- Sun Linux 5.0
お使いの Web Server をサポートされるオペレーティングシステムへ変更または移行するために必要な対応を行ってください。
必要なパッチ適用可能な最新のパッチを使用して、オペレーティングシステムをアップデートすることをお勧めします。必要なパッチをプラットフォーム別に示します。
Solaris のパッチ
Solaris プラットフォームについては、Sun の推奨するパッチリストが以下のサイトにあります。
http://sunsolve.sun.com/pubpatch認証に LDAP を使用するように Solaris を設定した場合、Solaris 8 でパッチ 108993-22 (SPARC) または 108994-22 (x86) が必要です。
Sun Java System Web Server 6.1 SP2 を使用するためには、以下のパッチが必要です。
Solaris 8 (SPARC)
Solaris 9 (SPARC および x86)
HP-UX のパッチ
Sun Java System Web Server 6.1 SP2 を使用するためには、以下のパッチが必要です。
HP-UX 11i
注: HP-UX 11i は PA-RISC プラットフォーム上でのみサポートされます。
- HP-UX 11i オペレーティング環境コンポーネント B.11.11.0203
- 11i に付属する必要なパッチ (2003 年 6 月) - B.11.11.0306.1
- HP-UX 11i 用 Gold Base パッチ (2003 年 6 月) - B.11.11.0306.4
- HP-UX 11i 用 Gold Application パッチ (2003 年 6 月) - B.11.11.0306.4
- Pthread の拡張および修正 - PHCO_29109
- Pthread.h の修正および新しい拡張機能 - PHCO_27633
- libc manpage 累積パッチ - PHCO_29328
- libc 累積パッチ - PHCO_29495
- Java Out-of-Box - JAVAOOB, 1.0.00.02
Java Out-of-Box ツールは、必要なカーネル調整可能パラメータを構成するのに使用されます。カーネルの値を変更する場合には、このツールを使用することをお勧めします。必要に応じて、次に示す調整可能パラメータが右側の値以上になるように変更してください。
注意: カーネル調整可能パラメータの変更は、システムに悪影響を及ぼす可能性があります。変更内容を完全に理解していない場合は変更しないでください。
AIX のパッチ
Sun Java System Web Server 6.1 SP2 を使用するためには、以下のパッチが必要です。
AIX 5.1
AIX 5.2
Web Server 上に Java Web アプリケーションが配置されている場合、IBM JDK のマニュアルによれば、サーバーを起動する前に以下のように環境変数を設定する必要があります。
上記は、Web サーバーの起動スクリプトに直接追加できます。
インストール、アップグレード、移行に関する注意事項この節では、Sun Java System Web Server のインストール、アップグレード、および移行に関する注意事項を示します。これらの項目の詳細は、『Sun Java System Web Server 6.1 Installation and Migration Guide』の情報を参照してください。このガイドで Sun Java System Web Server 6.1 について説明されている内容は、Sun Java System Web Server 6.1 SP2 にも適用されます。Sun Java System Web Server のこのリリースにおける既知の問題については、 このリリースノートの「既知の問題」を参照してください。
インストール
Web Server を、ディレクトリ名に空白が含まれているディレクトリにインストールしないでください。
Web Server は、たとえば Program Files のように、ディレクトリ名に空白が含まれているディレクトリにインストールされている場合には起動しないので注意してください。これについてのエラーメッセージは、インストール中には表示されませんが、インストール後にサーバーは起動しません。Web Server は、compat-libstdc++ がないと RHLAS 3.0 にセットアップできません。
Web Server は、compat-libstdc++ をインストールしないとインストールできません。アップグレード
既存の Sun Java System Web Server のインストール上に Sun Java System Web Server 6.1 SP2 をインストールする場合、インストーラが自動的にアップグレードを検出して実行します。
Sun Java Web Server 6.1 SP1 がすでにインストールされている場合は、6.1 SP2 のインストーラに 6.1 SP1 がインストールされている場所を示してからアップグレードしてください。Sun Java Enterprise System 1 がシステムにインストールされていて、Sun Java Enterprise System 1 の一部である Sun Java System Web Server 6.1 を Sun Java System Web Server 6.1 SP2 にアップグレードする場合は、Java Enterprise System (JES) のインストーラを使ってアップグレードする必要があります。Sun Java System Web Server 6.1 SP2 に同梱されている、単体のコンポーネントインストーラは使用しないでください。
移行
iPlanet Web Server 4.1 より低いバージョンから Sun Java System Web Server 6.1 SP2 への直接的な移行はサポートされていません。最初にレガシーサーバーを iPlanet Web Server 4.1 に移行して、それから Sun Java System Web Server 6.1 SP2 に移行します。
移行についての詳細は、『Sun Java System Web Server 6.1 Installation and Migration Guide』を参照してください。このガイドには、バージョン 4.1 から 6.1 SP2、およびバージョン 6.0 から 6.1 SP2 への移行に関する情報が含まれています。このガイドで Sun Java System Web Server 6.1 について説明されている内容は、Sun Java System Web Server 6.1 SP2 にも適用されます。
製品マニュアルSun Java System Web Server には、製品マニュアルの完全なセットがあり、以下の場所で参照できます。
http://docs.sun.com/db/prod/entsys?l=jaSun Java System Web Server のマニュアルは、PDF および HTML 形式のオンラインファイルとして利用できます。このマニュアルで Sun Java System Web Server 6.1 について説明されている内容は、Sun Java System Web Server 6.1 SP2 にも適用されます。以下の表に、各マニュアルで説明されている作業と概要の一覧を示します。
解決済みの問題この節では、次のリリースで修正された最も重要な問題を一覧表示します。
6.1 SP2 において解決済みの問題
以下の表では、Sun Java System Web Server 6.1 SP2 において解決された問題を一覧表示します。
6.1 SP1 において解決済みの問題
以下の表では、Sun Java System Web Server 6.1 SP1 において解決された問題を一覧表示します。
表 4 Sun Java System Web Server 6.1 SP1 において解決された問題
バグ ID
説明
4642650
サーブレットまたはJSP コンテナに絶対 URL を追加できないようにするオプションが必要
修正の詳細
sun-web.xml に新しいプロパティを追加: relativeRedirectAllowed
デフォルト値: false
説明:true の場合、HttpServletResponse.sendRedirect() API を使用して Web アプリケーションが相対 URL をクライアントに送信できるようにします (つまり、コンテナが相対 URL を完全修飾 URL に変換しないようにします)。4793938
Server Manager の UI から遠隔ファイル操作を有効にすると、すべての遠隔ユーザーがサーバーの URI 領域にあるディレクトリのリストを取得できるようになる
4904201
付属以外の JDK が存在するサーバーを追加したとき、javahome パスが誤って設定される
4911580
新しいサーバーインスタンスを追加すると、問題が発生し、サーバーエラーメッセージが表示される場合がある
4928794
PUT によって NULL のリソースを作成しようとするとサーバーが再起動する
4929913
検索エンジンによって PDF ファイルの FTS 情報が抽出およびインデックス作成されない
修正の詳細
この修正は、Linux 以外のサポートされたすべてのプラットフォームに適用されます。Author、Subject、Keywords というメタタグには常にインデックスが作成されます。PDF ファイルの FTS_* 属性を変換したときに作成されるものも含め、任意のメタタグのインデックスを作成できるようにする機能が追加されました。server.xml において、新しい設定を次のように手動で構成する必要があります。
- server.xml の SEARCH セクションに、name="indexMetatags" と設定された PROPERTY を追加します。値をコンマで区切られたメタタグ名のリストにする必要があります (Author、Subject、Keywords というメタタグは、この設定に関係なく常にインデックス作成される)。
- PDF およびその他のドキュメントを変換して作成されるメタタグにインデックスを作成するには、この構成で、特定のドキュメントタイプの「フィールド」名ではなく、メタタグ名を使用する必要があります。たとえば、PDF ファイルの FTS_Title コンテンツにインデックスを作成するには、次のように "Title" を "indexMetatags" 設定のコンポーネントにする必要があります。
<PROPERTY name="indexMetatags" value="Title"/>注: 検索結果にカスタムメタタグ情報を表示する方法の詳細は、「検索」の節にあるバグ ID 4956415 を参照してください。
4933935
Solaris 9:パッケージベースのインストールで reconfig が機能しない
4945089
SSL での ASN.1 解析問題
Web Server で使用される SSL プロトコルの実装において識別された問題で、サービス拒否攻撃の対象になる可能性があります。この問題は Sun Java System Web Server 6.1 SP1 で修正されています。Web Server を使用して SSL バージョン 3 または TLS を使用するサイトをホストする場合は、このサービスパックのインストールを強くお勧めします。
4950388
「reconfig」コマンドが Windows XP で機能しない
4964069
Windows プラットフォーム上で commit.exe ユーティリティがクラッシュする
6.1 において解決済みの問題
以下の表では、Sun Java System Web Server 6.1 において解決された問題を一覧表示します。
既知の問題この節では、Sun Java System Web Server 6.1 SP2 がリリースされた時点での非常に重要な既知の問題および制限を一覧表示します。問題をカテゴリごとに記述します。
一般
次の表に、一般的な既知の問題を示します。
管理
次の表は、管理における既知の問題を一覧したものです。
表 7 管理における既知の問題
バグ ID
説明
5007892
dist-admin: ACL を削除しても、オブジェクトが消去されない
回避策
https-admserv の NameTrans をコメントアウトします。
#NameTrans fn="assign-name" name="https-admserv" from="/https-admserv/*"
5035129
RHLAS 3.0 上で WS 6.1 SP2 Admin を使用して、DS ユーザー / グループ / ou を管理できない
4650456
マルチバイト文字を使用すると、「View Access」および「View Error」が正しく機能しない
4652585
分散管理を有効にすると、ローカルの管理ユーザーが無効になる
回避策
分散管理のグループ内に、デフォルトの管理ユーザー名でユーザーを作成します。新規に作成した LDAP 管理ユーザーには、Web Server の管理ユーザーと同じパスワードを設定しなければなりません。
4725683
ログファイルの日付スタンプが、ローカルのタイムゾーンになっていないため、正しくない日付が表示される
回避策
ログファイル名の拡張子の日付をログエントリ自体の日付にする場合は、1 日の終わりである 23:59 でログファイルがローテーションするようにサーバーを設定します。4761960
バージョン 6.0 SP4 で、SASL および匿名バインドを使用すると、分散管理を有効にできない
回避策
SSL 対応のディレクトリサーバーに匿名バインドを使用しないでください。4841310
.htaccess
で認証すると、REMOTE_USER
変数を取得できない回避策
.htacess ファイルを使用可能にすると、サーバーはリソースを提供する前に、.htaccess ファイルを確認します。サーバーはリソースと同じディレクトリおよびそのディレクトリの親ディレクトリで .htaccess ファイルを検索します。この検索はドキュメントのルートまで続けられます。たとえば「Primary Document Directory」が /sun/server/docs に設定されているときに、クライアントが /sun/server/docs/reports/index.html を要求すると、サーバーは /sun/server/docs/reports/.htaccess および /sun/server/docs/.htaccess を確認します。サーバーの「Addtional Document Directories」および「CGI Directory」機能で、管理者は代わりのドキュメントルートを定義できます。代わりのドキュメントルートが存在すると、.htaccess ファイルの処理に影響します。たとえば、サーバーで「Primary Document Directory」が /sun/server/docs に設定されていて、CGI プログラムが /sun/server/docs/cgi-bin/program.cgi にあるとします。CGI を「File Type」として有効にした場合、クライアントが CGI プログラムに要求を発行すると、サーバーは /sun/server/docs/.htaccess と /sun/server/docs/cgi-bin/.htaccess の中身を評価します。しかし、「CGI Directory」として /sun/server/docs/cgi-bin を設定すると、サーバーは /sun/server/docs/cgi-bin/.htaccess は検査しますが、/sun/server/docs/,htaccess は検査しません。これは、「CGI Directory」で /sun/server/docs/cgi-bin を指定したことで、代替のドキュメントルートとしてマークされたためです。
4865295
管理インタフェースの分散管理下で、エンドユーザー管理機能がサポートされない
4882999
管理 UI のページの Look&Feel に一貫性がない
4888696
Netscape 7.0 で情報の入力が不十分な場合に、管理 UI の「Add Server」ページが消える
回避策
「OK」をクリックする前に「Add Server」ページに完全な情報を入力してください。必要であれば、「Add Server」の UI を復元するためにページを再読み込みするか、別のページまたは別のタブをクリックして、「Add Server」ページに戻ってください。 このバグは、Netscape 7.0 でのみ発生します。4910309
「NULL」が警告メッセージで正しく表示されない
これは、Virtual Server Manager の 「Virtural Server」ページの Pick Directory でディレクトリサービスを編集しているときに表示されます。
4905808
スーパーユーザーが、分散管理を有効にしたあと、管理インタフェースにアクセスできない
回避策
分散管理を有効にしたあと、「スーパーユーザー」と同じ管理ユーザー名とパスワードを持つ LDAP のユーザーを作成します。4908694
ログ設定用のデフォルトのリンクが動作しない
「Virtual Server」ページ用の「Logging Settings」でデフォルトリンクがデフォルトのパスを設定せず、リセットボタンとして動作します。
4910197
JDBC リソースを編集するとき、プロパティページの値が、削除後も保持される
4911552
.shtml ファイルが、構文解析されるべきでないときに構文解析される
この問題は、Class Manager の「Content Management」タブの「Parse HTML」ページに関連しています。.shtml ファイルは、このページの設定を構文解析しないように設定した場合でも構文解析されます。たとえば、「Yes, with exec tag」および「All HTML files」を指定しただけでも、.shtml ファイルの構文解析が行われます。
ID なし
Web Server に付属の sun-web.xml ファイルで間違った DTD の場所が示されている
正しい場所は次のとおりです。
http://www.sun.com/software/dtd/webserver/sun-web-app_2_3-1.dtd
アプリケーションの共存
次の表に、アプリケーションの共存に関する既知の問題を示します。
表 8 アプリケーションの共存における既知の問題
バグ ID
説明
4869693
Windows において、Web Server のインストールでは、Directory Server 5.x との共存問題のために Sun ONE Directory Server .dll ファイルを上書きする
コア
次の表に、コアにおける既知の問題を示します。
マニュアルとオンラインヘルプ
次の表は、マニュアルとオンラインヘルプにおける既知の問題を一覧したものです。
表 10 マニュアルにおける既知の問題
バグ ID
説明
4849907
オンラインヘルプの shtml 管理ページに、以下の情報が表示されなければならない
実行権限があり、拡張子が .shtml であるファイルのかわりに、実行権限があり、拡張子が .html もしくは .htm のファイル
4684775
非同期 DNS はデフォルトで無効になっている。『Administrators Configuration File Reference』に追加情報が必要
非同期 DNS は Windows でサポートされていません。
『Administrators Configuration File Reference』には、更新の必要なセクションが 3 か所あります。 かっこ内を「非同期DNS の許可の有無を指定します」と読み替えてください。 まず、「DNS Lookup - AsyncDNS」セクション
Specifies whether asynchronous DNS is allowed. この指令は無視してください。この値をオンにしても、サーバーは非同期 DNS を実行しません。
Appendix A: Configuration Changes Between iPlanet Web Server 4.1 and Sun ONE Web Server 6.1 (Table A-1):
AsyncDNS AsyncDNS (無視。この値をオンにしても、サーバーは非同期 DNS 検索を実行しない)Appendix A: Configuration Changes Between iPlanet Web Server 6.0 and Sun ONE Web Server 6.1 (Table B-2):
AsyncDNS AsyncDNS (無視。この値をオンにしても、サーバーは非同期 DNS 検索を実行しない)5019026
ローカライズの問題 : オンラインヘルプの第 2 レベルで、その多くが英語のみで表示される
ローカライズされたオンラインヘルプファイルでは、manual/https/ag/
内のファイルを内部的に参照していますが、それらのファイルの多くがローカライズされていません。 4657465
『Web App Programmer's Guide』の
encodeCookies
プロパティデフォルトで Sun ONE Web Server の URL では、Cookie をクライアントに送信する前にエンコードします。Cookie をエンコードしないようにするには、以下のコードを sun-web.xml に追加します。
<property name="encodeCookies" value="false"/>
上記の例では、
タグのすぐ下に行を追加し、ほかのタグの内部に埋め込まないでください。このフラグのデフォルト値は「true」です。 5029460
『Administrator's Guide』内の certmap.conf の説明に誤り
『Administrator's Guide』の
certmap.conf
の説明は、以下のようになっています。The first line specifies a name for the entry and the attributes that form the distinguished name found in the CA certificate. The name is arbitrary; you can define it to be whatever you want. However,
issuerDN
must exactly match the issuer DN of the CA who issued the client certificate. For example, the following twoissuerDN
lines differ only in the spaces separating the attributes, but the server treats these two entries as different:
certmap sun1 ou=Sun Certificate Authority,o=Sun, c=US
certmap sun2 ou=Sun Certificate Authority,o=Sun, c=USしかし、この 2 つの DN は同一です。この 2 行を以下のように読み替えてください。
certmap sun1 ou=Sun Certificate Authority,o=Sun, c=US
certmap sun2 ou=Sun Certificate Authority, o=Sun, c=US5031366
『Administrator's Guide』のオンラインバージョンで、正しくないリンクがある
Sun のマニュアルサイトのハイパーリンクが機能しません。URL に余分な空白文字が含まれているためです。正しいリンクは、http://www.sun.com です。
4909738
ドキュメントエラー
Magnus Editor において、server.xml ファイルの LOG 要素の loglevel および logvsid 要素の代わりに、LogVerbose および LogVsId を「On」に設定しても無視されます。
4911551
オンラインヘルプで、デフォルトのスタイル (Class Manager の「Styles」タブ) のドキュメントが表示されない
Sun Java System Web Server には以下に示すデフォルトのスタイルがあります。これらは、obj.conf ファイルで作成されたデフォルトのオブジェクトです。一度、サーバーの設定をカスタマイズし始めると、スタイルリストは変更されます (新しいものが追加され、その他は削除されるなど)。デフォルトのスタイルは、次のとおりです。
- j2ee :Java 環境を起動させるオブジェクト
- es-internal :サーバーコアによって操作される要求をどのように処理するかを定義するオブジェクト
- send-compressed :事前に圧縮されたコンテンツがディスクに存在する場合 (たとえば、index.html の代わりに index.html.gz がある場合)、サーバーがそれをどのように送信するか、あるいは送信しないかを定義するオブジェクト
- compress-on-demand :どのようにサーバーがオンデマンドでコンテンツを圧縮するか、あるいは圧縮しないかを定義するオブジェクト
- dav :どのように WebDAV 要求を処理するかを制御するオブジェクト
デフォルトのスタイルに関連する問題については、このリリースノートの「管理」の節にあるバグ ID 4911550 を参照してください。
インストール
次の表は、インストールにおける既知の問題を一覧したものです。
移行
次の表は、移行における既知の問題を一覧したものです。
サンプル
次の表は、サンプルアプリケーションにおける既知の問題を一覧したものです。サンプルアプリケーションが正しく機能するのを妨げる問題はありません。
表 13 サンプルにおける既知の問題
バグ ID
説明
5014039
web.xml の
タグのせいで、simple の JSP で例外がスローされる 回避策
タグを simple/src ディレクトリの web.xml から削除します。Web アプリケーションをもう一度配備します。 ID なし
rmi-iiop サンプルで手順が 1 つ抜けている
「Deploying the Sample Application」の節で、コマンド ant deploy (手順 2) を実行したあと、Web サーバーインスタンスを再起動します。
注: Ant は Java ベースのビルドツールで、Apache のWeb サイト (http://ant.apache.org) からダウンロードできます。また、<install_root>/plugins/java/samples/docs/ant.html で提供されている情報も参照してください。
ID なし
jdbcrealm サンプルが、誤った Oracle ドライバ名を持つ
「Compiling and Assembling the Sample Application」の節、手順 2b で、次の行をその下の記述に変更します。
<PROPERTY name="dbdrivername" value="oracle.jdbc.pool.OracleDataSource"/>
変更後
<PROPERTY name="dbdrivername" value="oracle.jdbc.driver.OracleDriver"/>
検索
次の表は、検索における既知の問題を一覧したものです。
セキュリティ
次の表は、セキュリティにおける既知の問題を一覧したものです。
表 15 セキュリティおける既知の問題
バグ ID
説明
4671445
Sun Java System Web Server が、LDAP クライアント認証を要求される場合、SSL を介して LDAP サーバーに接続できない
Sun Java Sytem Web Server がクライアント認証を要求する LDAP サーバーと接続する場合 (この場合は Web Server がクライアント)、Web Server の証明書を送信することができず、アクセスが失敗します。
4863599
異なる組織単位の下では同じグループ名を使用できない
同じグループ名が使用されていて、グループ名でアクセスを制限しようとした場合、Sun Java System Web Server は、クライアントがそのサイトにアクセスしようとしたときにエラーを返します。
回避策
各組織単位では異なるグループ名を使用してください。4963468
環境によっては、「リスト」権限がディレクトリのリスト表示に効力を発揮しない
『Sun Java System Web Server 6.1 管理者ガイド』の第 9 章にある「アクセス権の設定」によれば、インデックスファイルを含まないディレクトリからディレクトリのリストを取得するために「リスト」権限が必要になります。しかし、特定の環境においては、適切な ACL によってリスト権限が拒否された場合でも、ディレクトリのリストを取得できます。このため、ディレクトリのインデックス作成を制限する必要のある場合は、リスト権限を拒否するのではなく (あるいはリスト権限の拒否に加えて)、『Sun ONE Web Server 6.1 管理者ガイド』の第 16 章にある「ディレクトリのインデックス作成の選択」で説明されている方法で、インデックス作成を無効にします。
ツール
次の表は、ツールにおける既知の問題を一覧したものです。
Web コンテナ
次の表に、Web コンテナにおける既知の問題を示します。
WebDAV
次の表は、WebDAV における既知の問題を一覧したものです。
お問い合わせ先Sun Java System Web Server 6.1 SP2 の使用にあたって問題が発生した場合は、以下のいずれかの方法で Sun のカスタマサポートにお問い合わせください。
- 次の URL の Sun Software Support サービスオンライン
http://www.sun.com/service/sunone/software- メンテナンス契約に対応した電話番号
できるだけ適切に問題に対処するために、お問い合わせの際には以下の情報をお知らせください。
ご意見、ご要望の送付先
Sun ではマニュアルの品質向上のため、お客様のご意見、ご要望をお受けしております。 Sun へのご意見は、以下のサイトにある「Send comments」リンクを使用してお送りください。
http://docs.sun.com/ご意見をお送りいただく場合は、マニュアルの Part No. やタイトル名などの識別情報もあわせてご記入ください。
その他の Sun のリソースSun ONE の有用な情報は、以下の場所から入手できます。
- Sun Java System Web Server 6.1 および Service Pack のマニュアル
http://docs.sun.com/db/prod/entsys?l=ja- Sun ONE ソフトウェア製品
http://www.sun.com/software- Sun ONE 開発者向け情報
http://sunonedev.sun.com- Sun 開発者サポートサービス
http://www.sun.com/developers/support- Sun ONE 開発者サポートサービス
http://www.sun.com/service/sunone/software- Sun サポート & トレーニングサービス
http://www.sun.com/supportraining- Sun ONE コンサルティングおよびサービス
http://www.sun.com/service/sunps/sunone
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