Sun Java System Web Server 6.1 SP13 リリースノート

64 ビットのサポート

32 ビット Solaris SPARC に対する既存のサポートを補完するために、 Web Server 6.1 SP13 では 64 ビット Solaris SPARC もサポートしています。

64 ビットリリースは、メモリーを大量に消費する配備環境でも利用できるため、管理者は 32 ビットリリースの場合よりも大きいファイルキャッシュや Java ヒープを設定できます。ただし既存のプラグインは 64 ビットリリースと互換性がありません。これらのプラグインは、プラグインベンダーによって 64 ビットリリース用に再コンパイルされる必要があります。ネイティブの非 Java ライブラリを使用する Java Web アプリケーションも再コンパイルする必要があります。このため、32 ビットリリースの Web Server を配備するほうがよい場合もあります。

Web Server 6.1 SP13 では、FastCGI、Reverse Proxy、および Java Web Services Developer Pack (JWSDP) プラグインの 64 ビットサポートも提供しています。

64 ビットリリースは、UltraSPARC® プロセッサ上の 64 ビット Solaris カーネルと互換性があります。64 ビットリリースは x86 プロセッサ上で使用したり、32 ビット Solaris カーネルとともに使用したりすることはできません。32 ビットリリースは、32 ビットと 64 ビットの両方の Solaris カーネルとの互換性が継続されます。


注 –

64 ビットおよび 32 ビットリリースの Web Server は、別々にパッケージされて配布されます。既存の 32 ビット Web Server インストール環境を 64 ビットインストール環境にアップグレードすることはできません。32 ビットと 64 ビットのリリースは、インストーラ、サーバー起動時、およびサーバーエラーログに表示される次のバージョン文字列で区別できます。


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バージョン文字列 

32 ビット 

Sun ONE Web Server 6.1SP13 

64 ビット 

Sun ONE Web Server 6.1SP13 (64-Bit)