Sun GlassFish Enterprise Server 2.1 リリースノート

付属の Sun JDBC ドライバ

ここでは、Sun の JDBC ドライバに関する既知の問題とその解決方法を示します。

PreparedStatement エラーが発生する (6170432)

説明 1

1 つのトランザクションで 3000 を超える PreparedStatement オブジェクトを生成する場合、DB2 では次のエラーが発生する可能性があります。

[sunm][DB2 JDBC Driver] No more available statements. Please recreate your package with a larger dynamicSections value.

解決法 1

次のプロパティーを接続プール定義に追加して、ドライバが DB2 パッケージをより大きな動的セクション値に再バインドするようにします。

createDefaultPackage=true replacePackage=true dynamicSections=1000

接続プールの設定の詳細は、『Sun GlassFish Enterprise Server 2.1 管理ガイド』を参照してください。

説明 2

前述の PrepardStatement エラーに関連して、次のエラーメッセージがスローされることがあります。

[sunm][DB2 JDBC Driver][DB2]Virtual storage or database resource is not available.

解決法 2

DB2 サーバー設定パラメータ APPLHEAPSZ の値を増やします。適度な値は 4096 です。

説明 3

遮断レベル TRANSACTION_SERIALIZABLE。アプリケーションが遮断レベル TRANSACTION_SERIALIZABLE を採用し、前述したパラメータの 1 つを使用している場合、そのアプリケーションは接続を取得するときにハングアップすることがあります。

解決法 3

希望の遮断レベルを接続に対して設定するには、対応する接続プールをその遮断レベルで作成する必要があります。手順については、『Sun GlassFish Enterprise Server 2.1 管理ガイド』を参照してください。

マシンのリブート後またはサーバーの起動後に、Java DB が起動しない (6515124)

説明

ホストシステムまたは Solaris ゾーンのリブート後、または Enterprise Server 起動後に、付属の Java DB データベースが自動的に再起動しません。これはバグではなく、付属または他社製のアプリケーションで所定の動作です。問題は、Enterprise Server インスタンスの前に Java DB を起動する必要があるということです。

解決方法

ホストマシンまたは Solaris ゾーンのリブート後、必ず Enterprise Server が開始する前に Java DB が起動するようにしてください。一例として、次のようにします。


/opt/SUNWappserver/appserver/bin/asadmin start-database

asadmin コマンドのオプションの詳細は、『Sun GlassFish Enterprise Server 2.1 クイックスタートガイド』「管理ツール」を参照してください。