Sun GlassFish Enterprise Server 2.1 高可用性 (HA) 管理ガイド

設定ファイル

Java Enterprise System では、設定ファイル内のすべてのエントリがコメントにされています。デフォルトの設定を使用する場合、変更の必要はありません。管理エージェント設定をカスタマイズするには、ファイルからコメントを削除し、必要に応じて値を変更してから、設定ファイルを引数に指定して、管理エージェントを起動します。

管理エージェント設定ファイルは次の場所にインストールされます。

スタンドアロンインストールプログラムでは、管理エージェント設定ファイルは次の場所にインストールされます。

次の表で、設定ファイルの設定値について説明します。

表 11–3 設定ファイルの設定値

設定値名 

説明 

デフォルト 

console.loglevel

コンソールログレベル。有効な値は、SEVERE、ERROR、WARNING、INFO、FINE、FINER、FINEST。 

WARNING 

logfile.loglevel

ログファイルのログレベル。有効な値は、SEVERE、ERROR、WARNING、INFO、FINE、FINER、FINEST。 

INFO 

logfile.name

ログファイルの名前と場所。読み込み/書き込みアクセスに対して有効なパスである必要があります。 

Solaris および Linux: /var/opt/SUNWhadb/ma/ma.log

Windows: HADB_install_dir\ma.log

ma.server.type

クライアントプロトコル。JMXMP のみサポートされています。 

jmxp 

ma.server.jmxmp.port

内部 (UDP) および外部 (TCP) 通信用のポート番号。正の整数である必要があります。推奨される範囲は 1024 ~ 49151 です。 

1862 

ma.server.mainternal.interfaces

複数のインタフェースを持つマシンの内部通信用のインタフェース。有効な IPv4 アドレスマスクである必要があります。ドメイン内のすべての管理エージェントが必ず同じサブネットを使用する必要があります。 

たとえば、ホストに 10.10.116.61 と 10.10.124.61 の 2 つのインタフェースがある場合、最初のインタフェースを使用するには 10.10.116.0/24 を指定します。スラッシュの後ろの数字は、サブネットマスクのビット数を示します。 

なし 

ma.server.dbdevicepath

HADB デバイス情報を格納するパス。 

Solaris および Linux: /var/opt/SUNWhadb/4

Windows: HADB_install_dir \device

ma.server.dbhistorypath

HADB 履歴ファイルを格納するパス。 

Solaris および Linux: /var/opt/SUNWhadb

Windows: REPLACEDIR (実行時に実際の URL に置換される) 

ma.server.dbconfigpath

ノード設定データを格納するパス。 

Solaris および Linux: /var/opt/SUNWhadb/dbdef

Windows: C:\Sun\SUNWhadb\dbdef

repository.dr.path

ドメインリポジトリファイルのパス。 

Solaris および Linux: /var/opt/SUNWhadb/repository

Windows: C:\Sun\SUNWhadb\repository