Sun GlassFish Enterprise Server 2.1 高可用性 (HA) 管理ガイド

データバッファープール情報

データバッファープール情報には、次の内容が含まれます。

ユーザートランザクションがレコードに対して操作を実行するときには、そのレコードを含むページはデータバッファープール内になければなりません。そのようになっていないと、miss、つまりページフォルトが発生します。すると、ディスク上のデータデバイスフィルからページが取り出されるまで、トランザクションは待機する必要があります。

ミスの比率が高い場合は、データバッファープールを増やしてください。ミスのカウントは累積回数なので、定期的に hadbm resourceinfo を実行し、二回分のカウントの差を調べて、ミスの比率の傾向を確認します。空き容量が非常に少ないとしても、チェックポイントメカニズムによって新たに使用可能なブロックが作成されるので、心配する必要はありません。


例 11–17 データバッファープール情報の例

次に例を示します。


NodeNO Avail Free Access Misses Copy-on-Write
0 256 128 100000 50000 10001 256 128 110000 45000 950