Sun GlassFish Enterprise Server 2.1 高可用性 (HA) 管理ガイド

高可用性 MQ クラスタ

Sun Java System Message Queue 4.1 は、新しい「高可用性」クラスタタイプを通じて高可用性メッセージングサービスを提供します。このタイプの MQ クラスタでは、すべてのブローカインスタンスがピアツーピア関係を共有し、すべてのブローカインスタンスが共通の持続データストアを共有するため、データ可用性が提供されます。インスタンスでは、インスタンスで障害が発生したかどうかを自動的に検出し、障害が発生したブローカの持続メッセージのテイクオーバーを、テイクオーバー選出を通じて動的に実行できます。したがって、アプリケーションサーバーに配備されるアプリケーションコンポーネントはこれらの可用性機能を利用できます。

このクラスタタイプでは、キューまたは永続トピックサブスクリプションにトランザクション処理される持続メッセージの損失は一切ありません。永続的でないサブスクライバへの持続的でないメッセージまたは持続的メッセージは、クライアントランタイムが接続されているブローカが利用不能になったときに、失われる可能性があります。