HADB で受信される 1 分あたりの要求の数は、持続性の頻度に依存します。持続性の頻度によって、Enterprise Server が HTTP セッションデータを HADB に保存する頻度が決定されます。
持続性の頻度オプションを次に示します。
web-method (デフォルト): サーバーは、すべての HTTP 応答でセッションデータを格納します。このオプションによって、格納されたセッション情報が最新になることは保証されますが、HADB に対するトラフィックが増えます。
time-based: セッションは、指定された時間間隔で格納されます。このオプションによって、HADB に対するトラフィックは削減されますが、セッション情報が最新になることは保証されません。
次の表は、持続性の頻度オプションの長所と短所を要約しています。
表 2–1 持続性の頻度オプションの比較
持続性の頻度オプション |
長所 |
短所 |
---|---|---|
web-method |
最新のセッション情報を使用できることが保証されます。 |
応答時間が長くなり、スループットが低下する可能性があります。 |
time-based |
応答時間が短縮されるとともに、スループットが向上する可能性もあります。 |
アプリケーションサーバーインスタンスの障害が発生したあと、最新のセッション情報を使用できる保証は低くなります。 |