次に示す問題は、Linux プラットフォームでのインストールに影響します。
Redhat Linux 5 では、C クライアントアプリケーションの実行に必要な compat-libstdc++ ライブラリが、メッセージキュー の配布に含まれていません。したがって、メッセージキュー インストーラではこのライブラリをインストールできません。C クライアントを開発および実行している場合は、このライブラリを手動でインストールする必要があります。
通常、compat-libstdc++ RPM は使用している Linux のバージョンのインストールメディアにあります。次のコマンドを使用してインストールできます。
rpm -ivh compat-libstdc++-x-x.x.x.x..rpm
x はバージョン番号を表します。
ライブラリが正常にインストールされたかどうかを確認するには、次のコマンドを使用します。
rpm -qa | grep compat-libstdc++
「JDK 選択」パネルで、スクロールリストに項目が 1 つしか表示されません。このため、リスト内のほかの JDK を選択することが難しくなります。(バグ 6584735)
JDK が現在のもので、ユーザーが「JDK 選択」画面で「Java(TM) SDK のデフォルトバージョンをインストールして使用します。」を選択した場合、インストーラはその JDK をインストールしようとし、パッケージをインストールできないというレポートを返します。この問題があっても、インストールは正常に完了します。(バグ 6581310)
現在インストールされている JDK が JDK 1.5.0_15 (メッセージキュー インストーラによって標準でインストールされるバージョン) より新しいバージョンの場合、メッセージキュー アンインストーラはデフォルトの IMQ_JAVAHOME ディレクトリを見つけることができず、エラーを返します。(バグ 6673415)
回避方法: メッセージキュー アンインストーラを実行する前に、次のコマンドを使用して JDK 1.5 を手動でインストールします。
# cd installImage/Product/UNIX/LINUX/X86/2.4/Packages
# rpm -i --force jdk-1.5.0_15–linux- arch.rpm
arch は i586 か amd64 のいずれかです。
インストーラを予行モード (installer –n ) で実行すると、「概要」画面にいくつかのエラーメッセージが表示され、「未完了」のインストール状態も表示されます。これは誤りで、誤解を招きます。予行モードでは、何もシステムにインストールされません。後でサイレントインストールの実行に使用できる回答ファイルが作成されるだけです。(バグ 6594351)
64 ビット Linux では、Message Queue インストーラのテキストモードは動作しません。(バグ 6771303)
回避方法: 端末ウィンドウからリモートでインストールしている場合は、リモートディスプレイソフトウェアを使用して、GUI モードでインストーラを実行する必要があります。