Solaris for ISPs のインストールの最後にユーザー定義スクリプトを実行して、インストールや構成方法を変更できます。変更パラメータはシェルスクリプト形式で記述します。たとえば、次のようなコマンドを記述できます。 echo "foo" >> /etc/ftpusers
Solaris for ISPs をインストールするときのホスト構成 (「Post-Configuration」コマンド画面) で、作成しておいたユーザー定義スクリプトへのパスを指定するか、各コマンドを入力します。ユーザー定義スクリプトは、Solaris for ISPs のバッチインストールの最後に実行されます。
ユーザー定義スクリプトはオプションなので、必要がなければ作成しなくてもかまいません。
インストールの最後に実行されるユーザー定義スクリプトでは、たとえば次のようなプログラムを実行します。
システム設定の変更箇所を確認するプログラム
インストール後に使用可能なディスク容量を通知するプログラム
認証失敗に関する syslog からの通知メッセージを変更するプログラム (「ログファイルの管理」を参照)
別の独立ソフトウェアを構成するプログラム
DNS サーバーの IP アドレスを /etc/hosts に書き込む
/etc/resolv.conf を設定する
/etc/nsswitch.conf を変更する
ここに示した DNS サーバーの構成は一例にすぎません。既存の DNS サーバーを再構成する必要はありません。Solaris for ISPs の拡張機能と各種サービスが定期的にネームルックアップできるように DNS サーバーを再構成する方法については、関連マニュアルを参照してください。