Sun Directory Services 3.1 管理ガイド

セキュリティモードを指定するには

セキュリティモードを指定すれば、バインドプロセスでサーバーとクライアント間の認証を必ず行うようにしたり、サーバーとクライアント間のすべての通信を暗号化したりできます。保護されないバインドを指定することもできます。これらのオプションは相互に排他的なものではありません。特定の接続に使用されるセキュリティモードは、実際にはクライアントとサーバーの間で交渉されます。

  1. 管理コンソールメインウィンドウの「セキュリティ (Security)」セクションで、サーバーでサポートされるセキュリティモードを選択します。

    オプションには次のものがあります。複数のオプションを選択できます。

    • セキュリティ保護なし (Insecure)

    • TLS: 「Start TLS」拡張操作を呼び出すことによって、LDAP セッションの任意の時点で、保護された接続を確立します。

    • 特定ポートでの SSL (SSL on Specific Port) : 特定ポート (デフォルトでは、ポート 636) で、セキュリティ保護された接続を開きます。

  2. 次のパラメータを指定します。

    「TLS」か「特定ポートでの SSL(SSL on Specific Port)」を選択した場合

    • SSL キーパッケージ (通常はホストの IP アドレス)

    • サーバーでクライアントの認証を行うかどうか。「SSL クライアントの確認 (SSL Client Verification)」フラグを「オン (On)」にします。

    「特定ポートでの SSL(SSL on Specific Port)」を選択した場合

    • SSL 接続に使用するポート番号

  3. 「適用 (Apply)」をクリックして、変更を保存します。


    注 -

    国によっては、法的な制約のために SSL を使用できません。