マッピングファイル
ディレクトリ管理者は、名前付きコンテキスト ou=People, o=XYZ, c=US にすべての社員のエントリを作成するものとします。マッピングファイルでエントリを指定するトークンは、「Common」セクションの BASE_DN トークンです。
情報は一度だけインポートします。したがって、マッピングファイルに「Export」セクションを定義する必要はありません。「Dynamic」セクションは必須です。「Condense」セクションのオブジェクトクラスの定義も必須です。
ディレクトリ管理者が作成したマッピングファイルの例を表 5-2 に示します。
表 5-2 マッピングファイルの例
# This example file for dsimport contains employee entries
# to be created as inetOrgPerson objects,in the LDAP directory.
Front-End: EXAMPLE
Table: People
Common:
BASE_DN=ou=People, o=XYZ, c=US
Dynamic:
LINE => $cn, $rest
MATCH_FILTER=(&(objectClass=inetOrgPerson)(cn=$cn))
ALL_FILTER=(&(objectClass=inetOrgPerson)(cn=*))
Import:
Extract:
LINE => $fn $ln, $mail, $telephoneNumber, $description
Condense:
cn=$fn $ln
snT=$ln
objectClassT=string2instances("top person
organizationalPerson inetOrgPerson", " ")
Build:
dn=cn=$cn, $BASE_DN
sn=$snT
mail=$mail
telephoneNumber=$telephoneNumber
description=$description
objectClass=$objectClassT
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「Condense」セクションには、inetOrgPerson オブジェクトクラスの継承ツリーが指定されています。
「Build」セクションには、inetOrgPerson オブジェクトクラス固有の必須属性や、このオブジェクトクラスによって継承される必須属性がすべて指定されています。その他、このセクションには、ディレクトリ管理者が必要と判断したこのオブジェククラス固有の任意属性が指定されています。