Sun Directory Services 3.1 管理ガイド

dsimport の実行

「入力ファイル」で定義したマッピングファイルを使って、「マッピングファイル」で用意したファイルをインポートするには、次の引き数で dsimport を実行します。


# dsimport -h hostname -D cn=admin,o=xyz,c=us -w secret -m mapping.file 
-f EXAMPLE -t People input.file

管理者の識別名とパスワードは、コマンド行に必ず指定する必要はありません。これらのパラメータを省略すると、dsimport がこの情報を dsserv.conf ファイルから読み取ります。この利点は、管理者の識別名とパスワードが ps コマンドによって表示されないことです。

このコマンドを実行すると、次のメッセージが表示されます。

Lines read: 9, processed: 8  Entries: added 10, modified 0, deleted 0, errors 0

行カウントには空白行も含みます。作成されるエントリ数は、ファイルの行数よりも多くなります。これは、dsimport コマンドがルートエントリ (この例では、o=xyz, c=us) を自動的に作成するためです。