「入力ファイル」で定義したマッピングファイルを使って、「マッピングファイル」で用意したファイルをインポートするには、次の引き数で dsimport を実行します。
# dsimport -h hostname -D cn=admin,o=xyz,c=us -w secret -m mapping.file -f EXAMPLE -t People input.file |
hostname は、ディレクトリのデータ格納を入れるホスト名です。
cn=admin, o=xyz, c=us は、ディレクトリ管理者のデフォルトの識別名です。
secret は、ディレクトリ管理者のパスワードです。
mapping.file は、入力情報に対するマッピングファイルです。
EXAMPLE は、マッピングファイルに指定したフロントエンドです。
People は、マッピングファイルに指定したテーブルです。
input.file は、入力情報のファイルです。
管理者の識別名とパスワードは、コマンド行に必ず指定する必要はありません。これらのパラメータを省略すると、dsimport がこの情報を dsserv.conf ファイルから読み取ります。この利点は、管理者の識別名とパスワードが ps コマンドによって表示されないことです。
このコマンドを実行すると、次のメッセージが表示されます。
Lines read: 9, processed: 8 Entries: added 10, modified 0, deleted 0, errors 0 |
行カウントには空白行も含みます。作成されるエントリ数は、ファイルの行数よりも多くなります。これは、dsimport コマンドがルートエントリ (この例では、o=xyz, c=us) を自動的に作成するためです。