ディレクトリデータベースの変更を繰り返し行うと、ディスク領域の使用効率が悪くなります。バックアップ後に復元を行なってデータベースを再生成すれば、ディスク領域の使用効率が向上します。
ディレクトリデータベースをテキスト形式でバックアップするには、ldbmcat コマンドを使用します。このコマンドは、LDBM データベースを LDIF (ldif(1M) のマニュアルページを参照) に変換します。
バックアップで作成した LDIF ファイルからディレクトリデータベースを復元するには、ldif2ldbm コマンドを使用します。詳細は、ldif2ldbm(1M) のマニュアルページを参照してください。
たとえば、ディレクトリデータベースを再生成するには、ディレクトリサーバーを停止してから、次のコマンドを実行します。
# ldbmcat id2entry.dbb > /usr/tmp/filename # rm /var/SUNWconn/ldap/dbm/* # ldif2ldbm -j 10 -i /usr/tmp/filename |
ディレクトリデータベースを再生成する場合は、ディレクトリサーバーを停止しなければなりません。
ディレクトリサーバーが NIS サーバーでもある場合は、dsypinstall(1M) スクリプトを使って NIS マップを再作成する必要があります。その後ディレクトリサーバーを再起動できます。