Sun Directory Services 3.1 ユーザーズガイド

Deja の起動

次の 4 通りの方法で Deja を起動できます。

ディレクトリサーバーに接続して Deja を使用するには、そのディレクトリがあるサーバー上で dsservd デーモンが実行されている必要があります。dsservd デーモンが実行されていない場合、Deja は起動しますが接続できません。その場合は、dsservd および dswebd デーモンを起動するには」の説明に従って、dsservd を起動します。その後、「ディレクトリサーバーに Deja を再接続するには」で説明する手順で、ディレクトリサーバーに接続します。

Sun WebServer を使用してリモートで Deja を表示するには

  1. Sun WebServer の文書ルートを /opt/SUNWconn/html に設定します。

    手順については、Sun WebServer のマニュアルを参照してください。

  2. Sun WebServer を起動します。

    手順については、Sun WebServer のマニュアルを参照してください。Sun WebServer は、dsservd デーモンと同じマシンで動作していなければなりません。

  3. Java 互換 Web ブラウザで次の URL を開きます。


    http://hostname/Deja.html
    

    hostname は Sun Directory Services と Sun WebServer が動作しているマシンのホスト名です。

    Deja が表示されます。

任意の Web サーバーを使用してリモートで Deja を表示するには

  1. 使用する Web サーバーの文書ルートディレクトリから /opt/SUNWconn/html へのシンボリックリンクを作成します。


    prompt% cd docroot_dir
    prompt% ln -s /opt/SUNWconn/html sds
    

    docroot_dir は Web サーバーの文書ルートディレクトリです。

    Web サーバーは dsservd デーモンと同じマシンで動作していなければなりません。

  2. Java 互換 Web ブラウザで次の URL を開きます。


    http://hostname/sds/Deja.html
    

    hostname は Sun Directory Services と Web サーバーが動作しているマシンのホスト名です。

    Deja が表示されます。

Web サーバーを使用せずにローカルで Deja を表示するには

    ディレクトリサーバーデーモンである dsservd を実行しているマシンから、Java 互換 Web ブラウザで次の URL を開きます。


    file:/opt/SUNWconn/html/Deja.html

    Deja が表示されます。Deja は、Deja.html ファイルで指定されているディレクトリサーバーとの接続を試みます。接続できない場合は、エラーメッセージが表示されます。

Java アプリケーションとしてローカルで Deja を表示するには

  1. ディレクトリサーバーデーモン dsservd を実行しているマシンで、JAVA_HOME 環境変数を Java Virtual Machine (JVM) のインストール先ディレクトリに設定します。

  2. 次のように入力します。


    prompt% /opt/SUNWconn/bin/deja [ host_name [port_number]]
    

    host_name は、ディレクトリサーバーのホスト名です。デフォルトは localhost です。

    port_number は、ディレクトリサーバーのポート番号です。デフォルトは 389 です。

    クライアントマシンには、Java Virtual Machine と JDK バージョン 1.1.5 およびその互換バージョンをインストールしておく必要があります。